愛犬生活

リードを手放すと戻ってこない犬のしつけ

元気に走る犬 12-04-01

リードを手放すと戻ってこないという犬は多いです。

特に散歩中やドッグランなどで遊んでいる時に起こるケースですが、こうした時は「よその畑を荒らしてしまうんじゃないか」とか「他の犬とケンカしてしまうのではないか」と、飼い主としては気が気でないでしょう。

こうした時にすぐ戻ってくるためのしつけについて書きます。

「おいで」を完璧にする

最初に「おいで」を完璧に覚えさせることです。

参考記事:犬に「おいで」をおぼえさせたい!どのように教えたらいいの?

まずは近い距離から練習しましょうリードをつけた状態で2メートル程度離れ「おいで」と言ってみます。

これで足元に近寄ってきたらご褒美のおやつをあげて、褒めてあげます。これを3メートル、4メートルと徐々に伸ばしていきます。

そして、10メートル程度のロングリードでも試してみます。

この距離でも確実に「おいで」を出来るようになったら、リードなしでもやってみます。

具体的にどのくらいで確実かというと、「おいで」の声を小さくしたり、声なしで動作のみでやってもわかるようにすることです。

特に動作のみで出来るようになると、遠くで声が届かない時、あるいは深夜などであまり大声を出せないケースでも呼べるようになるので効果的です。

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様々な状況で練習する

上のようなことが出来るようになったら、リードを手放したり様々な状況で練習してみます。

例えば近くに家族がいる場合、友人がいる場合、他の犬がいる場合などです。

最初のうちは他の犬がいるケースでも、友人の犬など問題が起きにくい相手を選ぶといいでしょう。

そして、このような相手で慣れたら、いよいよ外に出て、完全に赤の他人、よその犬がいるような状況でも出来るようにしましょう。

「おいで」=遊びの終了、という図式を断ち切る

上のようなしつけがしっかり出来ても、犬が戻ってこないことがあります。

これは犬が「おいで=遊びの終了」と学習してしまっているからです。

つまり、意味がわかっているからこそ戻りたくないわけです。なので、この図式を断ち切る必要があります。

まずは遊びの途中で犬を呼び戻します。そして、おやつをあげたらまた遊ばせてあげます。

これにより「おいで=遊びの終わりじゃない」ということを犬は学習します。

また、一人で再度遊ばせるだけではなく、飼い主が一緒に遊んであげるというのも効果的です。

これによっても「おいで=飼い主が遊んでくれる」という学習をするからです。

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これを繰り返せば、犬にとって「おいで=遊びが続く」という図式が成り立ちます。

もちろん、本来の呼び戻す目的でのおいでをした場合には、それとは違うので、犬にとっては「あれ?」となります。

この「あれ?」が多くなると犬の中でまた「おいで=遊びの終了」という図式が復活してしまうので、そうした回数よりも、おいでの後に遊ぶ回数が多くなるようにしましょう。

そうすれば犬は「おいで=大抵遊びが続く」と学習するため、確率を考えて戻る方が得だと計算し、戻るようになります。

特に戻って欲しい場面で、とっておきのおやつを

ドッグランや路上など、特に確実に戻ってほしい場面では、とっておきのおやつをあげるようにします。

これを学習すると犬はこのような時必ず戻ってくるからです。

そのためにも、とっておきのおやつは日頃はあげないようにしましょう。

このような場所でのみ使い、その価値を高めつつ犬にも覚えさせるようにします。

実際にドッグランなどでリードを離れてトラブルになる前から、こうしたとっておきのおやつを使ってしつけ、トレーニングをするようにしておきましょう。

そうすればいざという時もそのおやつを見せて「おいで」というだけで、犬は簡単に戻ってくるようになります。

いざというトラブルの時に慌てないようにするには、日頃からそれを想定したしつけをすることが重要なのです。

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