愛犬生活

反抗期の犬のしつけ法

反抗期の犬 11-09-05

人間と同じように、犬にも反抗期があります。

どのくらいのレベルかは犬にもよりますが、反抗期自体は問題のあるものではないので、それが訪れても心配することはありません。

ここでは犬の反抗期の内容とそのしつけ、対処について書きます。

犬の反抗期の内容

まずは、その犬が言うことを聞かなくなった原因が反抗期なのかどうかを確認するため、反抗期の内容について簡単に紹介します。

■発生時期(年齢)
・小型犬…4ヶ月~6ヶ月
・大型犬…9ヶ月~12ヶ月
・継続期間…10ヶ月~13ヶ月程度

■発生理由
親犬から自立して生きていけるようになるため。(人間と同じ理由。多くの生物にプログラミングされている本能と言えます)

■内容
・それまで守れていた指示を無視するようになる
・集中力が不足する
・自分のテリトリーを守り始める(範囲内に入ると攻撃的になる)
・自分のエサを守るようになる(エサを取ろうとする仕草を見せると唸る)
・人や犬に対してよく吠えるようになる
・他の犬に対して攻撃的になる(ただし、よく遊ぶようにもなる)
・リードなしではついてこないようになる
・他の人や犬がいる場所で落ち着きがなくなる

以上が犬の反抗期の内容です。次は、しつけについて見ていきます。

参考記事:犬の反抗期の症状はどのようなものがあるか

飼い主が堂々としていること

まず大原則は、飼い主が堂々としていることです。犬が人間の態度を見て、自分がリーダーかどうかを判断するというのは、最近では俗説と言われています(いつでも、犬にとっては飼い主がリーダーであり、家族の誰とでも、一対一の関係を築いて、相手をリーダーだと思っているそうです)。

ただし、リーダーであるということは認めていても、「ここまでは、うちのリーダーは自由にやらせてくれる」という範囲が広がっていくと、ただのわがままな犬になってしまいます。(つまり、飼い主のことをリーダーとは思っていても、行動が伴わなくなるということです)

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なので、飼い主が堂々として威厳を見せることがまず第一に必要です。

具体的な反抗期のしつけ内容

では、具体的にどのようなしつけをするべきなのか、反抗期に起こる主な問題別に見ていきましょう。

・集中力がなくなる
これについては、飼い主に反抗しているということもあるのですが、単純にホルモンの分泌など脳に変化が起きているため、集中できなくなっている可能性があります(簡単に言うと、「常にハッスルした状態」になってしまっている、というイメージです)。

そのような場合は、高い集中力が必要となる作業をさせてもうまくいきません。

集中力を必要としない作業をやらせることで、うまくいきます。そのような簡単な遊びやしつけをすることで、成功したら褒めてあげるようにすれば犬も自信を取り戻し、集中力も徐々に戻っていきます。

・他の人や犬に攻撃的になる
これについては、散歩中などに遭遇したら避ける、というのが一番簡単な方法です。

遠くから人や犬が近づいてくるのは事前に察知できるので、それを察知したらコースを変えるなどして避けるようにしましょう。

反抗期さえ終われば問題ないわけですから、時間が解決してくれるのを待つということです。

来客などどうしても避けることの出来ない相手に対しては、室内でサークルに入れておく、フェンスなどで玄関に犬がいけないようにするなどの対策を施すといいでしょう。

・エサやテリトリーを守るようになる
これは「手放した方が得する」ということを教えましょう。

例えばエサの場合は、食べている時に飼い主の手が伸びてきたらいいことがある、という刷り込みを行います。

そのために、最初は食べている途中で、飼い主が横からエサを追加していきます。

そして慣れてきたら、最初からエサ箱に入れるエサを少なくしておき、エサ箱が空になったら取り上げて、そこにエサを追加する、という方式で毎日エサをあげます。

これにより「飼い主がエサ箱を取り上げる時は、追加をしてくれる」ということを学んでくれます。

こうした学習によって、エサやテリトリーを過剰に守ることがなくなる、というわけです。

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