室内犬がお客さんに噛み付かないためのマネジメント(しつけ)
室内犬の場合、犬がお客さんに噛み付いてしまうということはたまにあります。
これを未然に防ぐためのマネジメントについて書いていきます。
お客さんを飼い主が迎えに行く
犬がお客さんを敵だと認識するのは、勝手に一人で入ってきたからです。
なので、到着したということをまずインターホンや電話で聞いて、それから飼い主が迎えに行くようにすれば大丈夫です。
飼い主が一度玄関の外に出て、お客さんを迎えてそのまま一緒に玄関から入ってくれば、犬は「侵入者」とは認識しません。
なので、少なくとも玄関で噛み付くことはありません。
ただ、これをする場合でもやはり気性の激しい犬であれば、飼い主が一緒にいようがいまいが噛んでしまうことがあるので、念の為にハウスに犬を入れたり、ハウスリードで繋ぐなどしてから迎えに行くといいでしょう。
別の入口で迎える
これは玄関を犬が占領している場合です。
玄関マットというのは犬にとって意外と気持ちがいいものらしく、あそこを犬が占領してしまうという話はよく聞きます。
このような時に玄関からお客さんを入れれば、たとえ噛み付かなくてもやっかいなので、このようなケースでは別の入口から迎えましょう。
スポンサーリンク
勝手口でもいいですし、リビングと庭をつないでいる窓など、どこでもいいでしょう。
「今、玄関で犬が熟睡しちゃって…」と言えば、大抵のお客さんは笑って理解してくれることでしょう。
逆にそれが出来ないような大事なお客さんや仕事関係の人であれば、犬をしっかり起こすようにしましょう。
かじるアイテムを与えておく
犬が大好きなかじるためのアイテム(ガムやおもちゃなど)を与えておけば、犬はそれに夢中になって、お客さんに噛み付こうとはほとんどしなくなります。なので、お客さんが来た時にこれらを与えてから来客対応するというのも一つの手です。
ただ、お客さんと同じ部屋であればお客さんの方に神経を使ってしまい、噛み付いたりうなったりする可能性があるので、これをする場合も別室で犬を待たせておいた方がいいでしょう。
メインの対策は別室で犬を待たせることであり、そこで退屈しないようにおもちゃやガムを与えると考えた方がいいかも知れません。
別室に入れる時は、おやつや水をくれぐれも忘れないようにしましょう。
例えば水がないと、水を飲みたいと犬が思った時、そこにないことを不快に感じ、その部屋そのものを不快に感じるようになります。
ただでさえ一つの部屋に閉じ込められるというのは、本来野性で生きるべき動物にとって不自由なことなのですから、それがフラストレーションにならないような配慮をしっかりしてあげましょう。
ハウスリードやフェンスを使う
別室に犬を連れていかなくても、ハウスリードで固定しておいたり、フェンスを使ってお客さんに近づけないようにするというのも効果的です。
このやり方であれば、別室に閉じ込められた時ほどの圧迫感は感じないですし、飼い主の姿も見えるので犬は安心します。
そして、お客さんの姿も同時に見ていることで、徐々にそのお客さんにも慣れていくでしょう。
その人が繰り返し訪問してくれるような人であれば、だんだんと見慣れていき、しまいにはなにも対策をしなくても大丈夫になるでしょう。
なので、ただお客さんから引き離すだけではなく、出来るだけ慣れさせたいと思っている場合には、このようにリードやフェンスを使うことをおすすめします。
また、知らない人が犬に話しかけて近づくと、これは室内でも屋外でもどこでも噛み付かれる可能性が高いので、お客さんがそのようなことをしようとしていたら、「うちのこは恥ずかしがりなもので…」とやんわりと断るようにしましょう。
これも人への噛み付き防止で特に重要なことの一つです。
スポンサーリンク