愛犬生活

床を舐める犬のしつけ

ネコと一緒の犬  04-28-03
特に室内犬の場合、床を舐めて困るということがしばしば聞かれます。

ここでは犬が床を舐める原因とそのしつけについて書きます。

犬が床を舐める原因は?

犬が床を舐める原因は、主に下記のようなものがあります。

■ストレスが溜まっている
運動不足であったり、ストレスが溜まっていたりすると、犬は床を舐めたりものをかじったりする行動を頻繁にとるようになります。

人間でもストレスが溜まると髪の毛をかきむしったり、無性に何かをビリビリ破いたりしたくなるかと思いますが、犬にもそのような心理があるわけです。

■床に付着した食べ物などの匂いに興味を持っている
犬が好きな食べ物やその他の物の匂いが床に付着している場合、その香りを楽しむために舐めているということがあります。

ただ匂いを嗅ぐだけよりも舐めることによってより深くその香りを味わうことが出来るからです。

犬が床を舐める場合のしつけ

上の原因別にしつけや対処法を書いていきます。

■ストレスが溜まっている
これは当然、ストレスを解消してあげるというのが唯一にして最高の対処法です。

一口にストレスと言っても色々な原因があるので、それぞれ分けて書いていきます。

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・運動不足の場合
これはやはり、散歩などの運動量を増やしてあげるのがベストです。散歩は運動になるだけでなく、屋外という本来動物がいるべき場所に戻してあげる行為ですから、できるだけこの時間は長く確保したいものです。

外での散歩がしにくい環境の場合は、家の中で一緒に遊んであげるという方法でもいいので、とにかく犬の一日の運動量を増やしてあげるようにしましょう。

こうして犬の運動不足を解消すれば、床を舐めなくなることが多いです。

特に外での散歩の場合は、外で見つけたもので舐める欲求を満たすことが多いので、家に帰ってまで舐めようとはしなくなります。

・体調不良の場合
病気やケガなどの体調不良を抱えている場合、犬もストレスが大きくなります。

このような原因の場合、ストレスがあるということも問題ですが、その症状が悪化することの方がもっと深刻なので、病気やケガであると判断できた(あるいは可能性がある)場合は、すぐに動物病院に連れていくようにしましょう。

ケガや病気が原因の場合は、その他の動作でも何かしら異常があるはずなので、それをもとに発見するようにします。

・飼い主とのコミュニケーション不足である
犬は猫のように自由気ままな動物とは違い、飼い主から愛されたいという欲求が強い動物です。

なので、体調不良もなくエサもしっかりもらえていて、散歩もしてもらっていたとしても、飼い主から愛されていないと感じていると、寂しさやストレスを感じます。

それをまぎらわずために床を舐めるなどの行動をすることも多いです。

犬を飼った後で愛情がなくなってしまうということはたまにありますが、犬を飼うことを決めたのはご自身ですし、犬の側からはどうすることも出来ません。

最初は演技でもいいので、できるだけ犬の寂しさが紛らわされるように、コミュニケーションをとってあげてください。

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■床に付着した食べ物などの匂いに興味を持っている
これが原因の場合は、できるだけ床に食べ物などを落とさないようにする、というのがまず第一です。

そして、犬がよく舐めている場所については、しっかり拭き掃除をして匂いを除去する、ということが有効です。

ただ、人間からしたら匂いが消えたつもりでも、犬の嗅覚からしたら十分残っているという場合も多いです。

なので、ただ掃除して匂いを消すだけではなく、犬が嫌がる匂いを上から被せる必要があります。

例えばビターアップルのスプレーは、犬が嫌がる匂いのものとして定番ですが、これを吹きかけるだけでもある程度の効果があります。

その他はレモン水なども効果的です。

犬が敬遠する匂いなら何でもいいので、それらを吹きかけるようにしましょう。

ただ、犬によってはそうしてスプレーをしても、臭いが薄れてきたらまた舐め始めたり、あるいはスプレーをしていない他の場所を舐めたりします。

ここまで来ると臭いで辞めさせる方法は限界があるので、別の方法を考えます。

■犬ではなく、床を叱る
これは床を舐める時だけでなく、物をかじる時などにも有効なしつけですが、犬を叱るのではなく、その床や物を叱るとなぜか犬がその問題行動を辞める、という例がいくつか報告されています。

全ての犬に共通することかわかりませんが、そのような体験談は多いので、一度試してみる価値はあるでしょう。

床を舐めるというのは犬にとって悪いことではないので、それで叱られると犬は飼い主に対して恐怖心を持ってしまいます。

しかし、犬ではなく床を叱ることで「自分が叱られたわけではないけど、床は舐めない方がいいらしい」ということを犬は感じます。なので、この方法は意外と効果があるのです。

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