気性が激しい犬の噛み付き防止アイテム&しつけ
気性が激しい犬の場合、特に散歩中の噛み付きに注意する必要があります。
ここでは、気性の激しい犬の噛み付き防止のための方法、アイテムを紹介します。
力が強い場合はヘッドカラーを装着する
ヘッドカラーは、わかりやすく言うと馬の顔面や首に装着されている手綱のようなものです。
通常、犬のリードは首輪のみにつけますが、これだと一点にしか力を込めることが出来ないので、飼い主の腕力があまり犬に伝わりません。
しかし、ヘッドカラーの場合は顔や首全体に飼い主の腕力を伝えることが出来ます。
そのため、犬の体をコントロールすることが容易にできます。
なので、力の強い犬の散歩をする家庭では、よくこれが利用されています。(特に女性の飼い主さんにとっては非常に役立つアイテムです)
これは口輪などのように直接口をガードし、噛みつけないようにするアイテムではないです。
しかし、犬の体をコントロールしやすくすることによって、噛み付きそうな相手を避けて歩くなどのことが容易になります。
また、噛み付くために飛びかかろうとした時にも、すばやくヘッドカラーを引っ張ってそれを静止するということが出来ます。
噛み付き防止のアイテムというのは、何も口に装着しなくてもいいのです。体を操ることも立派な噛み付き防止なわけですね。
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ただ、このアイテムは顔に紐をまかれるということで、犬は最初抵抗を持ちます。
なので、いきなり散歩に導入するのではなく、最初はただ巻きつけてご褒美をあげる、ということを繰り返し「これを装着していると褒めてもらえる」という刷り込みをしましょう。それによって徐々に抵抗をなくしていきます。
口輪を装着する
口輪は犬の噛み付き防止の代表的アイテムです。簡単に言うと、紙コップのような筒の中に犬の口を入れ、犬が人を噛めないようにします。
古いタイプのものだと犬が口を開くことがほとんど出来ないため、犬にとって必要不可欠な口を開くことによる体温調節ができず、暑い日などに使用することには問題がありました。
しかし、最近の口輪は研究が進んでいて、バスケットタイプのものなどは犬が口を開けるようになっています。(口を開いても、バスケットはしっかり、檻の柵のように犬の口を囲っているので、噛み付くことはできません。
そして、メッシュタイプのものなど、通気性のいいものも登場しています。
このようなものであれば犬の口が蒸し暑くなることもなく、犬もさほど抵抗感を持ちません。
また、メッシュタイプのものは黒や茶色、白などいくつかのカラーが用意されており、犬の体の色に近いものを選べば、さほど目立つこともありません。
犬のファッションを楽しむ方には、おしゃれな布タイプのものもあります。
犬の服同様に様々なデザインがあり、中には服とおそろいのものもあります。
このようなものであれば、口輪の無骨なイメージもなく、可愛く散歩を楽しめることでしょう。
参考記事:犬の噛み付き防止グッズ「口輪」の種類など
平常心ですれ違えるようにするトレーニング
これらのアイテムはあくまで対処療法であり、最終的には根本的な部分から解決する必要がります。
つまり人になれさせる=社会化する、ということです。
例えばその犬が特に女性を怖がるのであれば、女性の友人知人に協力してもらって、まずは犬が抵抗を持たない距離をおいて、その女性と対面しましょう。そして、じっとしていられたらご褒美をあげましょう。
次回はさらに距離を縮めて、同じように平常心でいられたらご褒美、ということを繰り返していきます。
最終的には女性に触ってもらい、エサも彼女からあげてもらい、完全に女性に対する抵抗をなくすようにしましょう。
ただし、一度平気になったからといって、完全に油断はしないようにしましょう。
特に一人の女性で慣れても他の女性はまだダメ、ということも多いので、慎重に少しずつ社会化をすすめていくことです。
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