愛犬生活

犬がかじると危険な物と、噛まないようにするしつけ

室内犬の場合は特に、危険なものをかじってしまうことがよくあります。

そして、犬は自分がかじったものを基本的に手放したくない生き物ですから、なかなか離してくれません。

ここではそのように、犬が危険なものをかじってしまっている時の対応(しつけ)について書きます。

まず、犬が食べると危険なものとは?

箇条書きでリストアップしていきます。

・中毒性のある植物
→アイビー、スイセン、ポインセチア、ポトスなどです。

いずれも観葉植物として愛用されているものなので、室内にあることが多いです。

・電気コード
→よほどカバーの分厚いものでなければ、かじると感電してしまうことがあります。

電気を通さず放置されているものなら感電はしませんが、これでコードをかじることを覚えてしまうと、電気が通っているものにもいつか噛み付いてしまいます。

・電池、磁石
→赤ちゃんもよく噛んでしまうものですが、これらは胃に穴が空いてしまう可能性があるので非常に危険です。

スポンサーリンク

・洗剤、薬剤
→中毒性があるのでこれも危険です。例えば洗濯機の足元に洗剤を置いていると、それを犬が口に入れてしまうということがよくあります。

・タバコ
→これも中毒の危険があります。また、火がついている場合には火傷の心配もあります。

犬の嗅覚は人間よりも敏感なので、ニコチンに対する反応もさらに強いものと思われます。

体も人間より小さいですし、何より人間ほど化学物質に対する耐性がないのでなおさらです。喫煙者の方の家庭では特に注意しましょう。

対応 ~大好物のフードと交換する~

まず基本的な対策は、大好物のフードと交換するということです。

そちらに注意を引きつけて、それで誘うようにしてくわえているものから遠ざけて、それからフードを与えましょう。

こうして、くわえているものを回収しても気づかれにくいような状態にしてから回収すれば、何事もなかったように事態は解決します。 

特にドライフードなどで、床にばらまいてもいいものであれば、床にばらまくというのも効果的です。

犬はただ食欲だけで刺激されるわけではなく、床に散らばっているものを拾って食べるというゲーム感覚の遊びにも刺激されますから、これは非常に効き目があります。

出来るだけ遠くにばらまくようにして、犬がくわえているものから距離をおけるようにしましょう。

そして、目立たないようにそっと回収してください。

散歩に出かけて、先に帰宅して回収

犬を散歩に連れ出すというのも手です。

犬は「留守中に誰かに回収されるのでは?」とは考えません。

その場にいる飼い主も一緒にいなくなる(散歩に行く)なら、短絡的に「安全だ」と判断するわけです。

もし家族が家にいる場合は、そのまま留守番をしている家族に回収してもらってもいいですが、いなかったとしても大丈夫です。

帰宅する時、飼い主が先に家の中に入り、玄関などにリードで犬をつないでおいて、その間に回収すればいいからです。

この時も玄関でおやつなどのご褒美を与え、それに夢中になっている隙に、気づかれないように回収しましょう。

頻繁に使うと逆効果

これらの方法は、頻繁に使うと逆効果になってしまいます。

というのは、犬もこれらのことが積み重なれば「ああ、ものを奪う気だ」というのがすぐにわかるからです。

なので反応しなくなるか、もしくはご褒美ほしさにわざと危険なものをかじるようになるかも知れません。

なので、一番重要なことは、犬がかじると危険なものを出来るだけ犬から遠ざけるということです。

観葉植物は高い位置に移したり、あるいはそもそも置かなかったり、電池や磁石などを放置しないということも大切です。

コードなども無造作に見えるようにはしないようにしましょう。

スポンサーリンク

サブコンテンツ

このページの先頭へ