愛犬生活

犬が人に飛びついて困る!どうしつけたらいいの?

犬のしつけ 04-21-03

ワンちゃんが人に飛びつくこと

ワンちゃんが飼い主さんと向かい合って、
うしろ足だけで立ち上がり、
前足を飼い主さんにもたれかけて、
シッポをふったりして、
激しく甘えている光景を見たことのある方は、
多いのではないでしょうか?

こういった光景は、
テレビやドラマ、映画などでも見られ、
実際に飼われているワンちゃんに、
そのようにされ、
ワンちゃんに親愛の情を抱かれていると、
喜ばれている方も多いと思います。

しかし、この行為には注意が必要なのです。

ということで、今回は、
「ワンちゃんが人に飛びついてくることへの注意と、
その対処方法」
をお送りします。

スポンサーリンク

ワンちゃんが人に飛びつく問題点

先ほどお話ししたように、
ワンちゃんが後ろ足だけで立って、
飼い主さんに飛びかかってくることは、
ワンちゃんの親しみを感じて、
飼い主さんにとって、うれしいことかもしれません。

こういった行為は、
ワンちゃんが子どものころは、
力も弱く、かわいらしいと感じますが、
そのまま注意せず、おとなになってしまうと、
さまざまな弊害
が出てくるので、注意が必要です。

ワンちゃんが飛びかかってくるたびに、
飼い主さんがよろこんで、かまってあげていると、
ワンちゃんは、
飼い主さんに飛びかかれば遊んでもらえるんだ、
飛びかかれば飼い主さんがよろこぶんだ、

と思い込んでしまい、
誰かれかまわずに、
とびかかってしまうクセがついてしまうことがあるのです。

子どものワンちゃんや、小型犬なら、
飛びかかられても、かわいいな、
歓迎してくれてるのかな、で済みますが、
中型犬や大型犬が、
飛びつくクセを身につけてしまうと、
飛びつかれたときに、恐怖を感じたり、
からだを打ちつけてしまったり、
運が悪ければ、転んでしまったり
と、
大ケガに発展しかねないことになります。

飛びかかった相手が、
お子さんやお年を召した方であれば、
とり返しのつかないことも起きかねません。

そして、そのようなアクシデントが起きてしまえば、
ワンちゃん自身も可哀想なことになります。

また、ワンちゃんが飛びかかることを許しておくと、
たとえば、ワンちゃんがどなたかに飛びかかった際、
その方が、驚いたり、怖がったり、
または、転んでしまったとします。

そうすると、ワンちゃんは、
じょじょに、自分は人間より強いのではないか、
自分はこの集団のリーダーなのではないかと思い込んで、
親愛から飛びかかっていたはずが、
その行動が、人間を威嚇して、
自分の力を表すための手段に変わっていってしまうのです。

こうなると、エサがほしいときや、
散歩に連れていってほしいとき、
飼い主さんに飛びついて、
早くリーダーの言うことを聞きなさい、
と催促するようになってしまいかねません。

スポンサーリンク

なので、ワンちゃんが小さいころから、
人に飛びかかるクセはなおす必要があるのです。

ワンちゃんの飛びかかりをやめさせる方法

では、具体的に、どのようにしてなおせばいいのか?

大きく分けて、3つの方法があります。

まずは、リードを使う方法です。

この方法は、ふたりで行なってください。

ひとりがワンちゃんに付けたリードを持ち、
もうひとりがワンちゃんの正面に立ちます。

そして、ワンちゃんが正面にいる方に飛びかかったら、
リードを持っている方が、強くリードを引っぱって、
飛びかかるのを防いで、
大きな声で、「ダメ!」「イケナイ!」などと、
注意するのです。

これをくり返すことで、
飛びかかることがいけないことだと覚えさせます。

つぎに、闘牛士のように、かわす方法があります。

ワンちゃんが飛びかかってきたら、
一歩さがって、身をひいて、
ワンちゃんがもたれかかれないように
したり、
飛びかかってきたら、
背中を向けたりするのです。

こうすることで、
飛びかかると、飼い主さんに無視されるのだ、
と思い込ませ、飛びかかりのクセをなくすのです。

さいごに、「おすわり」の指示を出す方法です。

ワンちゃんが、どなたかに飛びかかろうとしたら、
「おすわり!」と指示を出すのです。

「おすわり」の状態では、
ワンちゃんは飛びかかることができず、
また、「おすわり」の姿勢は、
ワンちゃんを冷静にさせる姿勢でもあるので、
感情にまかせて、ワンちゃんが飛びかかるのを、
止めることができるのです。

ということで、今回は、
「ワンちゃんが人に飛びかかることの弊害と、それを防ぐ方法」
をお送りいたしました。

スポンサーリンク

サブコンテンツ

このページの先頭へ