愛犬生活

犬が噛む理由とストレスとの関係とは?

手をかみそうな犬  05-02-05
犬が人や物を噛むのには様々な理由がありますが、ストレスはその最たるものの一つです。

ここではそれについて詳しく書きます。

ストレスが原因で犬が噛み付くケース

ケース別にまとめて書きます。

運動不足(散歩不足)
運動不足(散歩にあまり行っていない)ことが原因でストレスが溜まっているというケースは非常に多いです。

犬は元々狩猟をする動物であり、動物の中でも特に高い運動量を必要としています。

なので、運動不足によって溜まるフラストレーションもそれだけ大きくなります。

仮に運動を必要としていなくても、特に室内犬の場合は、そもそも動物がいるべき自然界から完全に切り離されているわけです。

散歩に連れて行くということは、犬に運動をさせてあげることでもありますが、「自然に戻してあげる」時間を確保することでもありますので、出来るだけ多く散歩をしてあげる必要があります。

必要量のエサを与えていない
当たり前ですが、これも大きなフラストレーションの原因となります。

金銭的な理由で十分にエサを買えないということもあるかも知れませんが、そもそもそのような家庭で犬を飼うということは少ないでしょうし、そうした飼い主さんの場合は、このような情報をわざわざ検索することもないので、この可能性は低いでしょう。

となると、考えられる理由は「ダイエットをさせている」ということです。

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例えば「うちの子の犬種は○○だから、○○kgだと太りすぎね」といって、ダイエットをすることがあります。

これ自体は知識もあり、犬の健康も考えており、とてもいいことです。

ただ、実は犬種の中でも適正体重には個体差があります。

同じ犬種であっても、体が大きくなる犬もいれば小さくなる犬もいます。

最大で2倍の差が出るということも珍しくありません(もちろん、両方共健康に育ったケースです)。

なので、もしかしたら飼われている犬は通常より大きくなるタイプの子かも知れません。

そのような場合「適正体重」にするためのダイエットが原因で、栄養失調になってしまっている可能性もあります。

そして、それがストレスとなり噛み付くということも考えられます。

こうしたケースに該当しそうな場合は、犬の成長について一度動物病院の医師の方と相談していただくのがいいでしょう。

病気、ケガをしている
病気やケガなど、体の不調を犬が抱えているという原因も考えられます。

人間でも同じですが、このような体の不調はストレスの大きな原因となります。

特にその患部に触ってしまったり、間違って踏みつけてしまったりした場合には、反射的に噛み付いてしまうことも多々あります。

また、精神的な疾患の場合は特に噛み付きが多くなります。

人間のパニック障害などと同じで、冷静な判断が出来なくなってしまうからです。

今までおりこうだった犬が噛み付きをしたりするようになって、上に書いたような運動不足などの原因が考えられないという場合は、このような精神的な疾患を疑うことも重要でしょう。

「犬に精神疾患?」と思われるかも知れませんが、人間の精神疾患も認められるようになったのはこの30年か40年程度です。

犬にも人間と同じようなことはしばしば起こると考え、対処してあげましょう。

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さらに、噛み付きが多い体の不調として「目の疾患」があげられます。

特に老後になると疾患がなくても徐々に視力が衰えてきますが、こうなると飼い主の手などが犬にとっては「突然現れた」ものになってしまいます。

なので、その突然さにビックリして、思わず噛んでしまうということも増えます。

なので、犬の目が見えにくくなっている場合には、特に近づく時に先に声をかけてあげるなど、配慮をするようにしましょう。

ストレスが原因で噛む犬のしつけ

上の原因別に分けて書いていきます。

運動不足(散歩不足)
これは言うまでもなく散歩をしてあげることです。

散歩をして必要な量のエネルギーの発散が出来ていれば、ストレスも大幅に減少し、噛み付きもなくなります。

そもそも犬の散歩がこのレベルまで不足している飼い主さんの場合、ご本人も相当な運動不足になっているということが多いです。

「犬は飼い主に似る」という言葉はよく聞かれますが、飼い主さんの生活状態を犬が表していると言ってもいいでしょう。

お仕事が忙しい場合には、出来るだけお仕事を減らして、ご自身と犬の運動時間を確保してあげることが必要です。

エサが不足している
これは上に書いたように金銭的な原因は少ないので、「間違ったダイエット」であることも多いです。

その場合は上に書いたように、ダイエットの見直しを行いましょう。

ダイエットに問題がなく、明らかに必要量のエサをあげても吠えている場合はただのわがままなので、従ってはいけません。

それほど空腹でもないはずですから、無視しましょう。

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