犬が室内でマーキングをする場合のしつけ・対処法は?
犬が室内でマーキングをしてしまうという悩みを持っている飼い主さんも多いと思われます。
ここではそのような室内でのマーキングを辞めさせるためのしつけについて書きます。
サークルで犬の行動範囲を制限する
まず即効性があるのはこれです
。今日にでも出来る方法です。やや広めのサークルで犬の行動範囲を制限して、そこから出られないようにします。
「サークルで制限するのは可哀想」と思われるかも知れませんが、そもそも家の間取りだって一種のサークルですし、人間もその間取りの中で生活していて問題ないわけですから大丈夫です。
(犬を育てる時も人間の子供を育てる時も同じですが、生物に完全な自由などない、ということをまず自覚しておきましょう)
もちろん、ずっとサークルに入れておくよりは、出来るだけ出してあげた方がいいです。
飼い主さんや家族の方が一緒に遊ぶ時にはサークルから出して遊んであげましょう。
この時はご家族の方が見ているわけですから、マーキングをしようとしたら抑えることが出来ます。
なので、この場合はサークルから出していても問題ないわけです。
目の届かない時だけのマーキングを抑えたいわけですから、そのような時だけサークルに入れておけばいいわけです。
スポンサーリンク
マーキングされて困るものに、スプレーをする
このスプレーというのは、犬が嫌がる臭いのするスプレーです。
これを家具などにしておけば、犬はその家具には近寄らなくなるので、マーキングをしたくても出来なくなります。
これもしつけなしでいきなり出来る方法なので有効です。
この際の注意点は、あくまで「本当に困る物」だけにするということです。
というのは、やたらめったら室内の家具にかけまくると、犬にとって極めて不快な空間が出来上がってしまうわけだからです。
確かに効果てきめんなスプレーですが、それだけ犬にとってストレスの原因となる臭いが増えるわけであり、使用は必要最低限に留める、ということを忘れないようにしましょう。
マーキングされて困る家具は、別の部屋に移動する
スプレーをかけたくないという場合(家具に臭いがつくのがいやだ、犬に不快な思いをさせたくない、という場合)には、その家具を別の部屋に移動するというのも一つの手段です。
犬が入れる部屋を制限しておいて、その入れない部屋に家具を移動すれば、スプレーを利用するまでもなく、犬はその家具にマーキングすることが出来ません。
もっとも、これは特定の家具にこだわりをもってマーキングをする犬の場合のみに有効な
しつけであり「なければないで、別のにマーキングすればいいや」と考えている犬の場合は、残った別の家具などにしてしまいます。
なので、その場合にはより根本的なしつけが必要になります。
スポンサーリンク
散歩での排泄を十分にさせる
室内でのマーキングが多くなる原因の一つに、散歩が足りていないということが挙げられます。
散歩で十分に排泄出来ていない、マーキングの欲求が満たせていないなどのことが原因で、室内でもしてしまうようになります。
なので、散歩が足りていないというワンちゃんの場合は、まずは散歩をしっかりする必要があります。
散歩はしっかり出来ているという場合には、トイレトレーニングが必要となります。
これは、室内用トイレで排泄することを覚えさせ、それ以外の場所では排泄しないようにするトレーニングです。
まずはトイレ用のトレーやトイレシーツに抵抗感を持たないようにします。
これが見える場所、これに触れられる場所で撫でてあげながらエサをあげるなど、いい印象をもたせるようにしましょう。
そして、散歩中などにおしっこをする度に「しーしー」と声をかけるなどして、おしっこを連想させる言葉を覚えさせます。
そしてこれを「お手」などのようにコマンドとして実行できるようにすれば、「しーしー」の一言でおしっこを出来るようになります。
これがトイレで出来るようになればトイレトレーニングの完成です。時間はかかりますが、最終的にはこれを目指してみてください。
スポンサーリンク