犬が家の中の物を噛む事を辞めさせるしつけ
特に室内犬の場合は、家具やスリッパなどを噛んでしまうということが多いでしょう。
犬にとって、何かをかみたくなるというのは自然なことですし、口のトレーニングとして重要なことでもあるのですが、やはり家具などをボロボロにされると困ってしまうものです。
ここではそのような犬のしつけについて書きます。
噛まれたくないものは隠す
噛まれて困るものは隠しておく、犬が出入りする部屋には置かないというのがまず鉄則です。
犬がものを噛むのは、しつけが行き届いていないという場合もありますが、本能によって仕方がない部分もあるため、目の前にあるとどうしても噛んでしまう、ということもあるのです。
なので、まずは遠ざけるということが基本です。
もちろん、家具など移動できないものもあるでしょう。
テーブル、タンスなどがそれです。このようなものでも犬が噛む場合は、犬が嫌いな臭いがするスプレーをかけておけば、犬も噛もうとはしません。
ただし、こうしたスプレーを使い過ぎると、部屋中が犬の嫌な臭いになってしまい、犬のストレスの原因になってしまいます。
なので、あくまで噛まれない程度にしておきましょう。少しずつかけてそれでも犬が噛むようであればまた追加でかける、という風にしていきましょう。
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なお、犬は少し高い場所であれば、よじ登ってしまうこともあります。
なので、犬に噛んでほしくないものを高い場所にあげるというのはいい方法ではありますが、犬が登れる程度の高さの場合は、犬が登って噛もうとして、それを落としてより大きなトラブルになってしまう、ということも考えられます。
なので、高いところにあげる場合には、絶対に犬が登ることの出来ない高い場所にするようにしましょう。
噛んでもいいものを与える
これは人間にあま噛みをする時にも通用するしつけですが、噛んでもいいおもちゃなどを与えるというのも効果的です。
上に書いたように犬にとって何かを噛みたいというのは、自然な本能です。
、顎を鍛えたり歯磨きの代わりにしたりするという点で、健康的なことでもあります。なので、何かを噛むこと自体はむしろ応援してあげるべきことなのです。
ですから、犬がおもちゃなどで噛む欲求を満たせるようにすればいいわけです。
この際、ずっと同じおもちゃだと犬も飽きてしまうので、定期的に新しいおもちゃを買ってあげるようにしましょう。
また、おもちゃよりも人間が使い古した、人間の香りがするものを犬は好むこともあります。
例えば使いふるしの服やタオル、靴下などですが、そのようなものを喜ぶようであれば、無理にお金を出して新しいおもちゃを買うのではなく、そのような使いふるしをあげるようにしましょう。
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成犬の場合は、リードでもしつけられる
成犬の場合は、リードを引っ張ることで「これはいけない」ということを教えることも出来ます。
なので、成犬が何かを噛んでいる現場に出くわしたら、その場でリードを引っ張ってしつけることも効果的です。
こうしたしつけを何度か繰り返していれば、分別のついている成犬であれば、噛むことが許されないものを一つ一つ学習していきます。
それを繰り返せば、自然と家の中の物をかまなくなるので、あえて嫌な臭いのスプレーをかけたりする必要もありません。
最終的にはこうした基本的なしつけの繰り返しで、学習してもらうのが理想的と言えるでしょう。
全体的なストレスを取り除く
犬がこうして物を噛む原因には、ストレスもあります。特に今まで噛んでいなかった犬が噛むようになった場合は、ストレスが原因という可能性が高いです。
なので、上に書いたような対処法も必要ですが、そもそも犬がストレスをためていないかどうか、普段の生活を考える必要があるでしょう。
散歩が少ないなど原因が思い当たるようであれば、そこから改善するべきです。
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