愛犬生活

犬が散歩中、他の犬に吠えないようにするしつけ

散歩中に他の犬に吠えるというのも、犬がよくやってしまう困った行動の一つです。

これは動物の本能として仕方のない部分もあるのですが、しつけによって改善することが可能です。

ここではそのしつけの方法を書きます。

犬が吠える理由は2通り

ここで吠える理由は主に2通りあり、

1.他の犬に対する恐怖心
2.縄張り意識

となっています。それぞれの原因によってとるべき対策が違うので、まずはその原因を見極める必要があります。

1.の恐怖心の場合は、吠えながらも尻尾を巻いていたり、逃げ腰になっていたりと見た目である程度わかるものです。

また、相手の犬が平然としているのも、こうした時の特徴です。

2.の縄張り意識については、上のように自分が怖がっている様子が見られない場合です。というように「犬が怖がっているかどうか」で両者の区別をしましょう。

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恐怖心の克服 ~しばらく他の犬を避ける~

恐怖心の克服というと、「他の犬に慣れさせる」ということを考える人が多いと思いますが、それは最初のうちは逆効果です。

他の犬は怖いと思い込んでいる状態で他の犬に遭遇すればするほど、恐怖心は募っていき、それが完全に刷り込まれてしまいます。

なので、恐怖心が自然に消えるまでは、しばらく他の犬を避けるのがベストです。

他の犬が通らないような散歩コース、あるいは通らないような時間帯を選び、散歩をするようにしましょう。

そうして散歩を繰り返しているうちに、遠くに他の犬の姿を見つけたり、あるいは道端で他の犬が残した臭いをかいだりしているうちに、だんだんと犬に対する恐怖心が消えていきます。

縄張り意識の解消 ~コースを変える~

犬の縄張り意識は、いつも同じコースで散歩をしていると、特に強くなります。逆に言うと、毎回コースを変えていれば、薄まるということです。(いつも違う場所にいるわけですから、犬にとっても縄張りというものが意味をなさなくなりますよね)。

また、コースを変えるだけではなく、そのコースを散歩している時にする遊びのパターンを増やすというのも効果的です。

これをすることによって、犬の注意は縄張りを張ることよりも、飼い主と一緒に楽しく遊ぶことに移っていくため、縄張り意識がさらに薄れるというわけです。

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ただ、これをしても犬には多少の縄張り意識は残ります。これは動物の本能なので仕方のないことですし、自然なことです。

どれだけコースを変えても、「このコースの時は、ここで必ずおしっこをする」というような行動パターンが見られるかも知れませんが、そのくらいは許容してあげるようにしましょう。

おやつで注意を引く

このしつけでもやはりおやつは役立ちます。他の犬とすれ違う時に、おやつをあげるようにして、犬ではなくこちらに注意を向けるようにするのです。

犬というインパクトの強い相手がいる分、普段よりもよりゴージャスなおやつにしたり、犬が特に好んでいるおやつにしたりするようにしましょう。

この時注意したいのは、あまり派手におやつをあげていると、すれ違う相手の犬も欲しがることがあるということです。

しっかりしつけの出来ている犬であれば大丈夫ですが、できていない犬の場合、かなりの勢いで、こちらに混ざってこようとします。

これを防ぐため、おやつをあげるときは出来るだけ目立たないようにあげる必要があります。

犬を小声で呼ぶようにして、飼い主も体を小さくして、あまり向こうの犬に見えないようにして、おやつをあげましょう。

こうして控え目にあげていると、例え向こうの犬に見えたとしても、見せびらかしているような印象はないため、犬も欲しがりません。

見せびらかしているように見えると、犬も挑発されて欲しがるというわけです。

これらの3通りの方法で、うまくしつけるようにしましょう。

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