犬が早朝に吠える!止めさせるしつけ法とは?
犬が早朝に吠えるため困っているというのは、よく聞かれる悩みです。特にマンションなどで飼っている場合には大きな問題でしょう。
ここではその原因としつけについて書きます。
犬が早朝に吠える原因
原因はいくつかありますが、分けて書いていきます。
■要求吠え(散歩に連れていって欲しい)■
これが一番多いものです。室内犬などでトイレがすでに決まっていて、そこで排泄する習慣が出来ている犬の場合はまだ大丈夫です。
しかし、トイレで排泄するという習慣がなく、散歩の時以外は基本排泄しないという犬の場合、「朝のトイレ=散歩」となっています。
人間でもそうですが、朝のトイレを我慢するというのはきついものです。
なので、排泄に行きたくて散歩を要求しているという場合も多いです。
普段トイレで排泄している犬でない場合は、まずこれが原因だと考えましょう。
また、トイレでなくても朝になったら動物の本能で、外で朝日を浴びたいために、いつも以上に散歩に行きたがるという理由もあります。
いずれにしても、散歩に行きたいから吠えるという要求吠えは一番多い原因と言えます。
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■要求吠え(エサが欲しい)■
エサが欲しい(お腹が減っている)という要求吠えもあります。
トイレでの排泄が出来ている犬の場合はこれが原因であることが多いです。
動物である以上、当然お腹は好きますし、毎日朝にエサをもらっていたら「朝=エサをもらえる」ということがわかります。
なので、それを出来るだけ早くもらいたくて吠えるということがよくあります。
■新聞配達の人などに吠えている■
早朝というのは、新聞配達や牛乳の配達の方などが家に出入りする時間でもあります(自宅では関係なくても、お隣やよそのお家などに出入りしていることもあります)。
なので、室外犬の場合は特に、このような人々に対して吠えることも多いです。
(ただし、この場合長時間吠えることはありません)
■さびしい(分離不安)■
お腹も減っておらず、排泄や散歩なども特に問題ない、という状態でも単純に寂しいから吠えるということもあります。
このような場合は、早朝以外でも吠えることが多いはずです。
なので、寂しさが原因で吠えているのであれば、早朝以外でも吠えていることがないかどうか振り返ってみましょう。
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■休日に、平日よりも遅く散歩や食事を与えている■
これもよくある原因です。平日は仕事があるため、その前の早朝に散歩をしたり、食事をあげたりする家庭も多いでしょう。
しかし、休日はゆっくりしたいため、朝の8時や9時になってようやくあげる、という場合も多いようです。
この場合、犬は人間のカレンダーを理解できません。
なので、「いつも早朝に散歩に行ってくれるのに、今日は何で遅いんだろう」と思い、吠えるわけです。
これについては犬に罪はありません。
賢い犬であれば土日を把握することもあるかも知れませんが、それでも祝日などランダムな休みを理解するのは無理なので、出来るだけ、休日も同じ時間に家族の誰かが散歩などをしてあげるようにしましょう。
早朝に吠えるのを止めさせるしつけ
上の原因それぞれについて書いていきます。
■要求吠え(散歩、エサ)■
要求吠えの場合、安易に従ってしまうと犬にとっては「吠えたら要求が通った」という成功体験になってしまい、その後何かにつけて要求吠えをするようになります。
なので、散歩もエサもしっかり満たしているという自信がある場合には断固として無視をしましょう。
しかし、そうでない場合、トイレで排泄しない犬なのに散歩を待たせている、朝の遅い時間までエサを待たせている、などの場合はいくら無視していても、犬の立場上吠えざるを得ません。
なので、この場合は無視をしていても鳴き続けますし、そもそも最初から散歩やエサを満たしてあげた方がいいわけですから、そうした義務を果たすようにしましょう。
そうした義務を満たしていてもなお吠え続ける場合は、早朝に限らず、あらゆる場面で飼い主に対して反抗的な態度を取っているはずです。
このような場合、早朝の対策というよりそもそも犬の態度を改めさせるところからしつけが必要なので、生活全般で厳し目に接するようにしましょう。
■さびしさ(分離不安)■
これについては、日頃からよく声をかけてあげたり、スキンシップをしてあげたりすることで改善されることが多いです。
犬に話しかけるのは恥ずかしい、という方も多いかも知れませんが、これは訓練で出来るようになります。
劇の台本を読むのも最初は恥ずかしいですが、訓練によって自然と出来るようになります。
犬に対する声掛けも、才能とか愛情だけではなく訓練も必要なのだと思い、恥ずかしがる自分も認めて、少しずつ慣れていきましょう。
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