愛犬生活

犬が来客に吠えないようにするしつけ

ブチの犬 12-13-02

犬を室内で飼っている場合、来客が来た時に吠えるということはよくあります。普段、散歩中などで外で遭った人には吠えなくても、来客の時だけは吠えるというケースも多いです。

ここでは、そのような場合のしつけについて書きます。

来客と一緒に無視する

まずは無視することです。犬が来客に対して吠える理由のほとんどは「怪しい人間」とみなしているからです。

そのため、飼い主が来客と楽しそうに談笑している時間がしばらく続けば、犬も「ああ、この人は別に怪しい人じゃないんだ」と感じます。なので、吠えなくなります。

また、犬が吠える理由はもうひとつあり、それは「かまってほしい」というものです。この理由で吠えていた場合、かまってしまっては逆効果です。

その場では落ち着きますが、かまうのをやめて来客とのおしゃべりを再開すると、また吠えてしまいます。

また、次回の来客の時も同じように吠えてしまうので根本的解決になりません。なので、かまってはいけないのです。

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犬を叱らない

ほとんどの飼い主がやってしまうことが「犬を叱る」ということです。自分もいつもやっていました。

こういう場面で叱らないと、来客の方に「この家はしつけがなっていない」と思われるのが怖くて、特にいつもよりも怖目に叱ってしまう人が多いようです。

しかし、これは逆効果です。なぜなら、これによって犬は「来客が来ると叱られる」と学習してしまうからです。

犬としては、良いことをしているつもりなのです。良いことをしていても、来客が来ると叱られると思うと、犬はますます来客を嫌いになります。

さらに、自分が嫌いになるだけでなく、普段優しい飼い主が、その来客が来た時不機嫌になった(本当は犬に対して怒ったのだけど、飼い主がそれ以外の理由で不機嫌になっていると錯覚することがある)のを見て、「来客というのは、うちの飼い主を不機嫌にさせる、追い払うべき人間なのだ」と感じてしまいます。

つまり「飼い主のために」ますます吠えるようになるわけです。

なので、一番よくやってしまう「叱る」ということも、しないようにしましょう。

参考記事:ついやってしまいがちな『犬の間違った叱り方』

吠えるのをやめたらお菓子をあげる

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これは全てのしつけに共通することですが、ちゃんと吠えるのをやめたら、ご褒美としてお菓子などをあげます。あるいはお気に入りのおもちゃでもいいでしょう。

そして、可能であればそれをあげる相手は来客の方がよりいいでしょう。これにより、犬は「この人はお菓子をくれる人だ」と学習し、それ以降警戒心をとくからです。

また、お菓子をあげる以外の方法でかまってあげるのもいいですが、まだタイミングが早すぎた場合、また興奮状態に戻ってしまい、吠え出すことがあるので、あくまで長時間無視し、犬が完全に落ち着いてからにしましょう。

最初は友人に協力してもらう

もし可能であれば、最初は友人に来客の役として来てもらい、協力してもらうといいでしょう。やはり普通のお客さんの場合、犬が吠えているのに無視して会話を続けるというのは難しいものです。

お客さんの方は気にしていなかったとしても、自分の方が「うるさい犬って思われてないかしら」と気になってしまい、どうしても途中で叱ったり注意してしまったりするでしょう。

なので、犬が吠え続けても平気でいられるような親しい友人に、最初のうちは協力を頼むといいでしょう。

このような友人であれば、終わった後にえさをあげてもらうことなどもしやすいので、よりしつけが効果的になります。

逆に友人ではなく、本当のお客さんが来てしまった時、まだ吠えさせないことに自信がない場合は、とりあえずハウスに入れたり、ガムなどを食べさせて注意をそらすようにしましょう。

ただ、これは根本的な解決にはなってないので、吠えさせないためのしつけも並行して行なっていく必要があります。

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