愛犬生活

犬が興奮して走り回る場合のしつけ

チワワ 走る  05-17-01

特に室内犬の場合、「家の中を興奮して走り回る」という悩みを抱えている飼い主さんは多いことでしょう。

この場合のしつけについて書きます。

興奮している原因を考える

まずは、興奮している原因を考えることが大事です。

最初にその原因別の対処法をまとめます。

・運動不足で興奮している
これは犬は完全に悪くありません。

散歩が少ないということが問題なので、出来るだけ今より多めに散歩をしてあげる必要があります。

・病気など体の不調によって興奮している
人間でもアトピーを抱えている時など、じっとしていられない時はあります。

そのような体の不調が無いかどうか、一度動物病院でチェックしてもらいましょう。

・家の中に犬の嫌いな臭いのものがある
意図的にスプレーをした場合もあれば、偶然の場合もあるでしょうが、犬の嫌いな臭いのものが家の中にあると、このような行動を取りやすくなります。

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・発情期である
発情期に興奮することを、しつけで止めるのは難しいです。これは発情期が過ぎるのを待って、その後で去勢手術を行うというのがベストの選択肢です。

・仔犬である
仔犬の場合は成犬以上に動きまわってしまうものですし、また、動きまわるべきでもあります。

これによって体力を養うことが出来ますし、色々な経験をして賢くなっていきます。

仔犬の場合、動きまわっても何かを引っ掻いたりしなければそれほど邪魔になることはないでしょうから、問題が起きた時だけ、対処するようにしましょう。

・単純に落ち着きがない
以上の全て原因に当てはまらない場合は、単純に落ち着きがない(動くのが好き)と言えます。

この場合は、「待て」や「伏せ」などをしつけて、これらをゲームとして覚えさせるようにしましょう。

運動不足、体の不調、発情期

これらの場合、犬は悪くありません。(そして、室内犬の場合はこれらが原因であることもしばしばあります)特に最近は人間も自分の生活で忙しくなっているため、犬の散歩もついついおざなりになってしまいがちです。

犬の散歩が不足している場合には、とにかくまずは散歩をしてあげるようにしましょう。
体調不良については、動きまわるということだけから判断するのは難しいです。他にも何か体調不良を感じさせる兆候があったら、動物病院に連れて行くようにしましょう。

発情期については他の症状がはっきりと出るので非常にわかりやすいです(シーズンによっても判断できますし)。

特に雌犬の場合は偽妊娠などの行動も取ることがあるので、見ぬくのは比較的容易です。ただ、生物の本能である以上、これをしつけでじっとさせるのは難しいので、自然におさまった後で去勢手術をするようにしましょう。

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仔犬である、落ち着きがない

仔犬が動きまわるのは、赤ん坊の成長と同じでいいことです。

ただ、家具に噛み付く、ひっかくなどの行動をするとトラブルになってしまいます。

なので、この場合は家具を移動させたり、そのような家具のある場所に最初から犬が入れないようにフェンスをするなどの対策をするようにしましょう。

単純に落ち着きがない犬というのも、これはこれで一つの個性であると言えます。

何もしなくても自然と運動不足を解消できるという点では、むしろ長所と言えるかも知れません。

なので、悪いことではないわけですから、くれぐれも叱ったりするようなしつけはしないようにしましょう。

ではどうすればいいかというと「じっとしている」ということを「遊び」として認識させるということです。

つまり、「待て」や「伏せ」などのトレーニング、あるいはハウス内でじっとしているハウストレーニングなどを、遊びとして取り入れることです。

ちゃんと出来たらしっかり褒めてあげて、ご褒美をあげる。これだけで犬にとっては十分遊びになります。

他のしつけの時よりご褒美を豪華にすることで、これが一番楽しい遊びであると認識させることによって、成功率はより高くなります。

犬の嫌いな臭いのものがある

犬に家具を噛まれたくない時などに、犬が嫌う臭いのスプレーをすることなどがあります。

あるいは、そのように意図的にしたものでなくても、偶然嫌な臭いがしている物があることがあります。

そのような場合、その臭いのせいで犬が落ち着かなくてウロウロしているということもあり得ます。

この場合、犬のストレスも溜まってしまい精神衛生上よくないので、出来るだけ臭いの原因となっている物を除去する必要があります。

新しく入れた家具など思い当たる物があればそれをどけてみましょう。

それによって改善されたら、それが原因だったということです。以後、それと同じ臭いのするものに注意するようにしましょう。

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