愛犬生活

犬の反抗期の期間はどれくらい?

愛犬 反抗期  05-16-02
人間だけでなく、犬にも反抗期があります。犬が反抗期に入ってしまった家庭では、反抗期の期間はいつまで続くのかと不安な方も多いでしょう。ここでは犬の反抗期の期間や発生時期、対処法などについて書きます。

犬の反抗期の期間

短ければ数ヶ月~半年。長ければ10ヶ月~1年程度となります。これは犬によってバラバラなので何とも言えないというのが正直なところですが、このくらいの数字が、一般的に言われているものです。

犬の反抗期の期間がバラバラである理由は、以下のような様々な要素が絡んでくるからです。

・反抗期とは無関係のストレス
・飼い主との関係
・犬種(攻撃的な犬種かどうか)
・犬の性格

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というような要素です。こうした様々な要素が絡んで反抗期が続く長さが決まるので、期間については一概に言うことは出来ないのです。

犬の反抗期の発生時期

これは犬種によって大体の傾向があります。小型犬の場合で4~6ヶ月程度、大型犬の場合で9~12ヶ月程度で始まると言われています。また、本によっては「メスは発情期が始まる頃、オスは片足をあげておしっこをし始める頃」というような書かれ方がされていることもあります。

(後者の説明はアバウトではありますが大体合っていますし、見た目にもはっきりとタイミングがわかる判別の仕方なので、いいと思います)

また、小型犬の場合、大型犬の場合というように書きましたが、言うまでもなく全ての小型犬や大型犬がこのペースで反抗期に入るわけではありません。人間と同じく個体差があり、そもそも反抗期を一度も経過しない犬もいる、ということを理解していただけたらと思います(これは少数派ですが)。

参考記事:犬の反抗期は何歳位から始まる?

犬の反抗期のしつけ・対処法

まずポイントをまとめると、

・怒らない、興奮しない
・しかし、服従も絶対しない
・反抗的な態度を取る時は無視する(犬が根負けするまで)

ということです。ポイントは「無視」です。

参考記事:犬の反抗期の症状はどのようなものがあるか

トレーナーの方はよく「叱って言うことを聴かせるのが大切です」と言われますが、これはプロだから出来ることであり、素人がやるのは難しいです。出来ないことはないのですが、叱り方を間違えてしまうと犬との関係が悪化してしまい、反抗期が過ぎて体力が最もついた生後1年程度で、暴力的な犬になってしまう危険もあります。

なので、叱ったり怒ったりするしつけはあくまで高度な技術だと考え、一般の飼い主の方は「無視」を有効利用した方がいいでしょう。

たとえば散歩中、強引に別方向に行こうとした時に、飼い主さんが引っ張ります。そうすると犬が怒って吠えてきたとします。このような時に「何で吠えるの!」などと反応せず、無視してそのまま歩いていく、というようなやり方です。散歩中に限らず全てにおいて、こうやって犬が反抗的な態度を取ってきた時、無視をします。

こうすれば、犬は反抗的な態度をとっても何も得をしないということを学びます。かと言って、飼い主の方から怒るなどの反撃をしたわけではないので、飼い主に対して悪意や恐怖心を抱くということもありません。無視というのは、犬との関係を損なうことなく無言で叱ることが出来る、静かな力を持った行動なのです。

飼い主の感情は犬にストレートに伝わります。怒ったり怯えたりしているのは全て犬に伝わりますので、どちらにしても「あ、自分の行動が飼い主に影響を与えた」と犬に気づかせてしまいます。生き物は何でも反応があるものを面白がるので、これによって反抗期がますますエスカレートする危険があります。

なので、くれぐれも冷静でいるようにしましょう。

反抗期ではない場合もある

たまたま反抗期の時期と重なっただけで、実は反抗期ではないというケースもあります。その時期に引っ越したりして環境が変わったり、あるいは飼い主の身辺が変わったことで飼い主の側に精神的なゆとりがなくなり、犬に対する接し方が変わった、などということが考えられます。

実際、反抗期の時期になって急にトイレでの排泄が出来なくなったので、「反抗期だからわざとやっているのに違いない」と思っていた飼い主さんのケースを知っています。実際には反抗期ではなく、ずっとかまってもらえなかった犬が、おもらしをした時に飼い主さんが反応してくれた(叱ってくれた)のを見て、おもらしをすればかまってもらえる、思ったことが原因でした。

この時は飼い主さんが段々犬にかまわなくなっていたのが原因だったわけですが、こうしたことが本当の原因であることもあります。なので、反抗期と決めつける前に、他の可能性も考えてみましょう。

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