愛犬生活

犬の反抗期は何歳位から始まる?

犬と仲良く一緒 05-19-02

犬の反抗期は何歳くらいから始まるかですが、先に結論を書くと、

・小型犬…生後4ヶ月~6ヶ月程度
・大型犬…生後9ヶ月~13ヶ月程度

と言われています。以下、詳しく書いていきます。

起こるメカニズムは人間とほぼ同じ

なぜ上のような時期に反抗期が始まるかというと、「体が熟し始めるから」です。つまり「一人で生活できるようになる」ということです。そのように成熟した成犬は、親元(群れ)を離れて一人で生きていくことで、その犬種の子孫や活動領域は増えていきます。なので、このように成熟した成犬は、親元を離れたがるようにプログラミングがされているのです。

成熟した状態というのを具体的にいうと、メスの場合は初めての発情期を迎える頃、オス犬の場合は、おしっこをする時に片足を上げるようになる頃です。(メスの場合と違い、オスの場合は、片足を上げたら一人前ということは特にありません。ただ、反抗期が訪れるタイミングとしてわかりやすい特徴が、ちょうどこれをする時期ということです)

*ちなみに、反抗期を迎えてもずっと子供の時のスタイルで排泄する犬もいますし、中には二本足で立ちながら排泄するという変わり種の犬もいます。

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以上のように、犬の反抗期は親から自立するために自然と起きる感情です。人間も思春期などに反抗期は起きますが、犬とちがって、近年はそれが自立に結びつかないというのが少し残念かも知れません。

明らかに反抗期のタイミングがずれている場合

上に挙げた反抗期のタイミングは、いずれも生後1年以内に始まります(そして、半年から1年程度継続します)。つまり、反抗期というのは、長くても犬の生後2年以内には終わるものです。しかし、中にはそれより後になって反抗期の症状が出る場合もあります。この原因はいくつか考えられますが、主だったものを紹介します。

・フラストレーションが溜まっている
反抗期ではなく、単純にフラストレーションが溜まっている時にも、同じ症状が出ます。これは人間も同じなので割と簡単に理解していただけるかと思います。反抗期の犬の症状は、

・他の人や犬に対して攻撃的になる
・飼い主のいうことを無視するようになる
・集中力がなくイライラしている

などですが、いずれもフラストレーションが溜まっている状態とよく似ていることが、すぐにわかるかと思います。なので、散歩が不足していたり、あるいは栄養状態が悪かったり、その他の原因で犬がフラストレーションを溜めてしまっていると、反抗期と同じ症状が出るということに注意しましょう。

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・メスの偽妊娠状態
メスには「偽妊娠」というものがあります。これは、実際に子供を生んだわけではないのに、まるで子供がいるかのような行動をするものです。具体的には、子供と見立てたぬいぐるみなどを本物のように守ったり、自分の巣と見立てた場所を防衛したりする、というものです。

これは発情期に見られる症状で、発情期がおさまると終わります。犬が子供や巣と見立てているものに危害を加えない限りは特に問題はありませんので、発情期が終わるのを待ちましょう。そして、終わったら病院に行って去勢手術をしてもらうなどすると、今後は起きなくなります。

・何らかの体調不良
体調不良を抱えているために、犬がイライラしているということも考えられます。これも広義で見れば「フラストレーション」になりますが、フラストレーション以上に深刻なケースですから、出来るだけ早期に動物病院に連れて行く必要があります。

本来自然の中で生活しているはずの犬を人間社会に適応させているわけですから、犬の健康にはどうしても不具合が生じてしまいます。犬はそれを人間に言わずにいつもじっと耐えている、ということを忘れないようにしましょう。

犬がそれを反抗期のような行動に出して訴えるというのはよくよくのことですので、このようなサインはしっかり受け取ってあげてください。

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