愛犬生活

犬の噛み付きのスイッチを見つける

指を噛む犬 12-15-01

犬の噛み付きを防ぐためには、噛み付かないようにするしつけやトレーニングも大事ですが、「犬の噛み付きのスイッチを見つける」ということも大事です。

こうしたスイッチを見つければ、仮にしつけが出来ていない状態でも、そのようなスイッチと遭遇した時に「犬が噛み付くおそれがある」ということを事前に察知し、迂回するなどして防ぐことが出来るからです。

ここではそのような犬の噛み付きのスイッチについて書きます。

ボディランゲージ

噛み付くということは、犬が何らかの恐怖心を感じたり、嫌悪感を感じたりしているということです。

ということは、それに伴ったボディランゲージが必ずあります。犬は人間と違って、平静を装うなどの演技が出来ないからです。(そう考えると、本来の感情とは違う行動が取れるというのは、人間の素晴らしい能力なんだなと感じます)

そして、具体的にどのようなところから犬のボディランゲージがわかるかというと、これは全身になります。顔にも表情がありますし、体の筋肉の硬直具合、しっぽの立て方などでわかります。

犬を飼った経験のない人の場合、犬の顔に表情があるのか?と思われるかも知れませんが、しっかりとあります。

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たとえば「グルルルル・・・」と唸っている時には、口の片端を釣り上げて、まるで人間のヤクザなどがするような表情をしています。

なんで人間と動物で、相手を威嚇する時の表情が同じになるのかは興味深いところですが、とにかく同じ表情をしています。

こうしたものは噛み付き前のわかりやすいサインなので、見落とさないようにしましょう。

犬が「怖がるもの」「お気に入り」を把握する

上のボディランゲージは、もう犬が「噛み付きの対象と出会ってしまった」時に起きるサインです。

もっといいのは、そもそもそうしたサインを誘発する対象と、そもそも出会わないことです。

そのためには、犬の噛み付きの原因となる「犬が怖がるもの」「犬のお気に入りのもの」を把握しておく必要があります。

そして、犬が怖がるものを避けたり、お気に入りで遊んでいる時には、強引に奪ったりしないよう注意することが大切です。

散歩中や一人遊びをしている時に、犬がどのような行動をしているかを観察すれば、犬が怖がるものとお気に入りのものは自然と見えてきます。

特に噛み付かれた時、あるいは噛まれそうになった時がどういう状況だったかを思い出せば、それがより明確になるでしょう。

参考記事:犬が他の犬を噛む理由

このような愛犬の観察は、しつけにおいて非常に重要なことです。

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犬の噛み付きのパターンを分析する

上のようにお気に入りのものを把握しても、それを守るために全ての犬が噛み付きをするわけではありません。

犬も犬種ごとに性格が違い、噛み付きに至る理由も異なっているからです。

例えばチワワなどの小型愛玩犬の場合は、お気に入りのものに対する執着心が強いため、これを理由に噛み付くことがあります。

また、小型である分警戒心も強いので、怖がるものに対して噛み付くこともよくあります。

これに対して、協調性に富んでいる猟犬の場合は、怖がるものに対して噛み付くことはあまりありません。

逆に、執着するものを取られた時などは噛み付きます。

このように犬種によっても噛み付きのパターンは違いますし、さらにその一匹ごとの犬によっても性格や育った環境はまったく違いますので、噛み付きのパターンはそれこそ十人十色となるわけです。

なので、あくまで自分の犬の場合はどのようなパターンで噛み付くのか、ということを今までの経験から分析する必要があります。

そうした分析をすると、どのような時に危険なのか、どんなしつけをすればいいのかということがわかってくるので、ぜひ挑戦してみて下さい。

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