愛犬生活

犬の噛み付き防止グッズ「口輪」の種類など

口輪をしている犬  12-07-01

犬の噛み付き防止は重要なテーマですが、ここではそれに役立つグッズについて紹介します。

グッズだけでなく、しつけの方法そのものが重要なことはもちろんですが、こうしたグッズもあることにより、さらにしつけはやりやすくなることでしょう。

ここではその代表である「口輪」を紹介します。

噛み付き防止用の口輪

さるぐつわと呼ばれることもありますが、さるぐつわは口の中に入れるものであり、口輪は外側から口を覆うものです。なので、少し違います。

しかし装着している犬を見たことがある人は多いと思いますので、「ああ、あの噛み付き防止用のやつか」と思っていただければ大丈夫です。

この口輪の構造は、簡単にいうと「紙コップの中に犬の口を突っ込む」というようなものです。

カップの中に犬の口を閉じ込めることで、口を開けないようにして噛み付きを防ぐわけです(実際にはカップではなくかご状になっていたり、バンド状になっていたりして、呼吸はしっかり出来るようになっています)。

犬にとっては当然のことながら、口を開くことが出来ないというのは大きなストレスですなので口輪は基本的にうれしいものではありません。

なので、長時間使用するのはさけましょう。

また、口を開けないということは、犬の体温調節が出来ないということです。(犬は口を開けて体内の熱を逃がすことで体温調節をしています)

スポンサーリンク

なので、長時間この状態で激しい運動をすると犬の体調を崩してしまいますので、激しい運動はくれぐれもしないようにしましょう。

また、炎天下の場合は短い軽い散歩であっても、使用しないようにしましょう。熱中症になってしまう危険があります。

さらに、犬が留守番をしている時など、飼い主が犬の状態を確認できないケースでも利用しないようにしましょう。

留守中に犬がどんな状態になってしまっているかわからないからです。必ず散歩中など飼い主が犬の状態を確認できる時に限定します。

徐々に慣らしていく

口輪の場合も他のしつけと同様に「徐々に慣らしていく」ということが重要です。

具体的には、まずは口輪を犬に見せるだけにしましょう。

見せながらおやつをあげたり撫でてあげたりします。

こうすると、犬にとって「口輪が登場した時はいいことがある」という刷り込みが行われます。

そして、見せるだけに慣れたら今度は犬の鼻先に触れさせてみます。

この時もいきなり鼻先を突っ込むのではなく、あくまで軽く触れさせるだけにします。

この時もご褒美をあげることで「口輪に鼻が触れるといいことがある」と覚えさせます。それに慣れたら、徐々に鼻を中に入れるようにします。

スポンサーリンク

口輪の中に鼻を突っ込むことが平気になったら、最後はエサを食べている間に留め具を固定します。

この時も、短時間ですぐに外すようにしましょう。

いきなり長時間その状態だとびっくりするからです。

まずは「カチリ」という音だけに慣れさせ、その後徐々に、それをしばらく装着した状態に慣れさせていくようにしましょう。

口輪のバリエーション

口輪は噛み付き防止で最もメジャーなアイテムなので、ペットショップでも様々ものが取り扱われています。

例えばバスケットタイプの場合、名前の通りかご状態になっているため、通気性がとてもいいです。

また、あくまで噛み付くことだけを防ぎ、犬が口を開くことは出来るようになっているため、犬が運動時にも呼吸を出来るという点で、従来の口輪よりも優れたアイテムとなっています。

布タイプは布の触り心地がソフトで違和感がありません。

ただ、バスケットタイプのように口を開けるものは少ないのが難点です。

デザインはおしゃれな物が多く、ファッションを重視する人にもおすすめです。

メッシュタイプは通気性が布よりもいいです。デザインは布タイプほどありませんが、犬の毛色に近い色を選ぶことで目立たないようにすることが可能です。

スポンサーリンク

サブコンテンツ

このページの先頭へ