愛犬生活

犬の噛み癖を理解する ~噛むことは悪いことではない~

後ろ向きの夫婦と犬 11-30-08

犬の噛み癖を治すにあたってまず大事なことは、噛み癖についての「犬の言い分」を理解することです。

この言い分はいくつかありますが、その1つとして、ここでは「犬にとって、噛むことは悪いことではない」ということを説明します。

犬は人間に忠実というのは幻想

「犬は人間に忠実」というのは幻想です。

正確にいうと忠実ではあるのですが、従順ではありません。人間(特に日本人)の犬に対するイメージで、犬は飼い主に対して従順というのは、主に物語から作られたイメージであると言えます。

例えば「忠犬ハチ公」「フランダースの犬」「名犬ラッシー」などです。これらの物語を小さい頃から読んだり、アニメで見たりして育っているため、犬というのは人間に対して常に従順で、逆らったりまして噛んだりなんてしない生き物、という幻想を持っているわけです。

しかし、勘違いしてはいけません。

そもそも犬は元々狼です。今でこそ犬になっていますが、元々は獰猛な捕食動物であり、噛むこと=生きることなのです。

狩りをしてなんぼの生き物ですし、相手の肉を食いちぎってなんぼの生き物なのです。

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犬にとって噛むための牙をなくすというのは、鳥が翼を無くすのに等しいのです。

それは牙をなくすだけでなく、「噛むという本能」を無くす事も同じです。

この本能をなくしてしまった犬は、翼をもがれた鳥のように、もはや鳥であって鳥ではない生き物になってしまうのです。

噛んでもいいシチュエーションを用意する

このように犬にとって何かを噛もうとすることは自然であり、大切なことです。

なので、「噛んでもいいシチュエーション」を用意してあげることが大切です。

具体的にいうと、まずかむためのおもちゃをあたえることです。

ペットショップで市販されているものでもいいですし、飼い主の使いふるしのタオルや靴下、下着などでもかまいません。

犬はこうした飼い主の香りがついているものを好む傾向があるので、普通のおもちゃよりもむしろこちらの方が喜ぶというケースも多々あります。

こうしたボロ布をかませると家の中が汚くなると思われるかも知れませんが、犬にとって出来るだけ噛みたいものを噛ませてあげるということは重要です。

こうして噛むという欲求を別の場所で満たすことが出来ていれば、人間を噛むなどのトラブルにつながるかみ方をあまりしなくなります。

もちろん、この場合も正当防衛的な噛み方であればしてしまうことがありますが、そのようなことは普通に生活している限りほとんどないので、さほど心配することはないでしょう。

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知らない人は、犬に触らないようにしてもらう

よく散歩中にすれちがう人などで、犬好きな人の場合、「おお、よちよち」というように声をかけながら、頭をなげようとすることがあります。

こうして可愛がってくれるのはいいことなのですが、犬にとって正面から自分を見ることや、頭をさわろうとすることは、完全な攻撃を意味しています。

なので、しつけの行き届いた犬であればいいですが、こうしたケースでは普通犬は噛むのが当然です。

なので、このように知らない人が声をかけて頭を撫でるなどということがないようにしましょう。

そのような人がいたら、さりげなく「うちの子はまだしつけが終わってないので、頭をなでるとちょっと危険なんです…」というようにやんわりと手を引いてもらうようにしましょう。

その人が可愛がろうとしてくれたことは喜びつつ、あくまで「しつけがまだだから」ということを強調しましょう。

このようにすれば角が立つこともなく、無難に犬が噛むトラブルを防ぐことが出来るでしょう。

犬にとって正当防衛的な噛み方は、いざ飼い主が本当に危険な人物に襲われた時に守ってくれる大切な本能です。

なので、それを無くさないようにしつけてあげましょう。

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