愛犬生活

犬の毛質に合ったブラシの選び方と、ブラッシングのしつけ

ブラッシングする女の子 11-24-06

ブラッシングは犬のケアに欠かせないものですが、犬の毛質にあったブラシを使わないと、逆に犬が嫌がって、場合によっては噛み付いてしまうということもあります。

ここでは、犬の毛質に合ったブラシや、犬が嫌がらないブラッシングの方法を紹介します。

犬の毛質と適したブラシの一覧

・獣毛ブラシ
これは短毛種の犬の抜け毛を除去したり、つやだしをしたりするのに使うブラシです。

豚毛タイプのものは特に柔らかいので、柔らかいのを好む犬には豚毛タイプがおすすめです。(ちなみに、豚に毛があるということを、私はこのブラシを使った時に初めて知りました。豚は、カバみたいにつるつるな肌なんだと思っていました。)

・ピンブラシ
毛の長さが中から長の犬種に適したブラシです。

主に毛のもつれをほぐすのに使います。

ピン先が丸いものが特に犬の皮膚を刺激することなく、犬を安心させます。そのようなタイプのものを選びましょう。

・ラバーブラシ
名前の通りゴム製のものです。

長短毛や短毛種のムダ毛をとったり、シャンプーをしたりするのに使います。

・スリッカーブラシ
アンダーコートをとるためのブラシです。

他のブラシと比較して皮膚を傷つけやすいので、注意して使うようにしましょう。

スポンサーリンク

・コーム
英語で「くし」のことですが、名前の通り、毛並みを整えるために使います

。顔周りに使うこともあります。目の粗さにいくつかのタイプがありますが、それを用途や犬種に応じて使い分けるようにしましょう。

まずはブラシに慣れさせよう

ブラッシングを犬が嫌がる場合には、まずはブラシに慣れさせるということが重要です。

というとほとんどの人はブラシをゆっくりかけると考えてしまうかも知れませんが、もっと前の段階からです。

つまり「ブラシを見る」ことに慣れさせるのです。

動物は、繰り返し見たものに対しては安心します。

例えば大企業がなぜあんなに繰り返しテレビCMを流すのかというと、動物のこの習性を利用しているからです。

何度も見たことのあるパッケージや名前であれば、人間という動物は安心するのです。

これは犬も同じです。なので、まずはブラシを「見る」ことに慣れさせるのです。

具体的には、おやつを与えながらチラチラとブラシを見せます。

これを繰り返しているうちに、おやつのいい思い出とブラシがつながって、ブラシに対していいイメージを持つようになります。

それに慣れたら今度はおやつを与えながらブラシを犬に触れさせてみます。

この時、ブラシの歯がある方は犬に触れさせず、背中の部分を触れさせましょう

。歯の部分の感触は、敏感な犬にとっては恐怖と感じられる可能性もあるからです。

このようにして、ブラシが自分に触れることにも慣れさせます。

それが当たり前になったら、いよいよ軽くブラッシングをします。

これももちろんおやつをあげながら行います。

犬が気持ちよさそうにしていたら、もうそのまま最後までやってしまいましょう(本来ブラッシングは犬にとって気持ちがいいものなので、その気持ちよさに気づいてくれさえすれば、まどろっこしい段階を踏むことは要らないのです)。

もし気持ちよさそうでなかったら、とりあえず短時間で終わらせましょう。いきなり長時間やるのではなく、徐々に時間をのばすことで、長時間ブラッシングをしても平気な体にしましょう。

どうしても難しい時はペットサロンに

どうしても出来ないという時はペットサロンにブラッシングを依頼しましょう。

この時、スタッフさんに噛み付かないように口輪などをしっかりとつけて連れていきましょう。

こうした専門家に任せれば、素人では出来ないしつけでも完璧にしてくれます。

ブラッシングを正しく出来るようにすることは、犬の健康にとって必要不可欠であり、犬にとってもいいことですから口輪はかわいそうなどと思わず、しっかりしつけてもらいましょう。

スポンサーリンク

サブコンテンツ

このページの先頭へ