愛犬生活

犬を自動車に慣れさせるしつけ

車に乗っているワンちゃん達 11-13-02

犬を病院に連れて行く時など、犬を車に乗せる必要のあるケースは沢山あります。

そうした時、犬が車を嫌がってしまうと困るというのは、多くの飼い主さんが経験していることだと思います。

そこで、ここでは犬が車を嫌がらないようなトレーニング、しつけについて書きます。

徐々に慣れさせる

シャンプーやドライヤーなどでもそうなのですが犬をしつける時の鉄則は「徐々に慣れさせる」ことです。

多くの人がしつけで失敗する理由は、いきなり100パーセントの状態に飛び込ませるからなのです。

参考記事:犬が車嫌いになる原因

少しずつステップを踏んで慣れさせていけば、必ず抵抗なく、犬はなじんでくれます。

具体的にはどう慣らすかですが、まずはエンジンをかけたりせず、ただ車の中に犬を誘い込むだけにします。

ドアを開け放った状態で、犬を車の中に誘い込み、お菓子をあげたり、じゃれてあげたりします。

こうしたことを繰り返し犬にとって車の中というのが心地よい空間に変わるようにします。

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そして、車の中にいることに犬が慣れたら、次はドアを閉めます。

そうして密室になっても犬が平気になるように、またしばらくこの状態で遊んであげます。それも平気になったら、いよいよ一人が運転席に行って、エンジンをかけます。これによって、エンジンがかかっている状態の車内にいることにも慣れさせます。

もちろん、この時もお菓子をあげたり遊んであげたりすることを忘れないようにします。

さらに、エンジンをかけた状態でクラクションを鳴らしたり、音楽をかけたり、ウィンカーを動かしたり、ワイパーを動かしたりと、車の運転中に行うありとあらゆる動作を、車を停めた状態で行なってみます。

これらの動作はすべて犬にとっては未知のものです。

そもそも犬は電気という仕組みを知らないわけですから。なので、人間にとっては大したことのないこれらの動作に、一つ一つ慣れさせていく必要があります。

こうして自動車を停止させた状態ですべての動作に慣れさせたら、いよいよ少しずつ運転をしていきます。

この時もいきなり長距離、ハイスピードにはせず、最初はゆっくりとしたペースで短時間、いつもの散歩コースを回る程度にしておきましょう。

いつも歩いている道であれば犬も慣れているので不安を感じません。

こうしたステップを踏んでいけば、犬は確実に車を好きになってくれるでしょう。

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ハウストレーニングをしていれば、ハウスを乗せるだけ

すでに室内犬としてハウストレーニング(犬用の小さなハウスに入るトレーニング)が出来ている場合は、そのハウスを後部座席に積み込むだけでOKです。

自動車が動き出した時、あまりに怖がるようであれば、上に書いたようなトレーニングをする必要がありますが、基本的には、ハウストレーニングの出来ている犬は、ハウスに入っているだけである程度落ち着くので、大抵は大丈夫です。

この際重要なポイントは、ハウスをしっかり固定することです。

ハウスに入った状態で急ブレーキなどで転がってしまう事は、犬にとっては何もない状態で転ぶよりもよっぽど恐怖を感じることです。

そうしたことがないように、ハウスはしっかりとベルトなどで固定しましょう。

安全運転を心がける

これは犬をのせていなくても当然のことなのですが、特に犬を乗せている時にはいつも以上の安全運転を心がけるようにしましょう。

急ブレーキは絶対にかけないですむようにすることです。急ブレーキは犬にとって人間が想像する以上に心理的な不安をかけます。

特にハウスに入れて載せている場合は、ハウスごと転げてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

他にも、万が一事故を起こしたりしてしまうと、その飼い主の焦りや恐怖が犬にも伝わるので、犬は完全に自動車にトラウマを持ってしまいます。

なので、万が一にも事故を起こさないよう、いつもよりさらに安全な運転をしましょう。

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