自分のオシッコを舐める犬のしつけ
自分のおしっこを舐める犬というのは意外と多くいます。
ここではその原因としつけについて書きます。
犬がおしっこを舐める原因は?
■ストレスが溜まっている
人間でもそうですが、ストレスが溜まると犬も普通ではない行動を取るようになります。
一番よく見られるのは、物をやたら噛み砕いたり、ビリビリに破いたり、室外犬であればひたすら穴を掘り続けたり、というような行動が見られます。
その変則的なものとして、自分のおしっこを舐めるという行動もあるわけです。
(人間でも、認知症や精神疾患などを患うと、自分の排泄物に対して過度の関心を示すという症例がよく見られます。犬にもそれがあると言っていいでしょう)
■免疫力向上のため
上に書いたのはマイナスの原因ですが、実は犬がおしっこを舐めるのにはプラスの理由も多くあります。
その一つが免疫力向上のため、というものです。
おしっこには色々な雑菌が含まれていますが、これにはいわゆる善玉菌もあります。
このような善玉菌を体の中に入れておくと、それが悪玉菌を退治してくれるので体の抵抗力が高まるのです。
実際、人間でも過度に清潔な人々はこの善玉菌が存在せず抵抗力が低いため、ちょっとしたことでも病気になってしまうことがあります。
特に清潔な環境で育っている室内犬の場合はそうなりやすいので、それを防ぐためにあえて自分でおしっこを舐めたりしているわけです。
■栄養補給のため
さらに、善玉菌だけではなく栄養を補給するためにおしっこを舐めているということもあります。
これは犬の食糞行動にも言えることですが、犬の排泄物には普通の食事には含まれない酵素が含まれていることも多いのです。
酵素は代謝や消化に役立つ物質で、これがなければ生物は活動をすることが出来ません。
ペットとしての犬の食事は、本来の自然界の犬の食事からかなりかけ離れています。
なので、まだ人間の研究が及んでいない範囲で、犬だけが知っている栄養が排泄物に含まれているということも沢山あるわけです。
ドッグフードにはない栄養をおしっこなどから補給しようとしたとしても、それは悪いことではなくむしろいいことであると言えます。
スポンサーリンク
■ペットシートに興味を示している
実はおしっこではなくペットシートに興味を示しているというケースも考えられます。
もちろん、それだったらおしっこをしていない状態のペットシートも舐めるはずなのですが、おしっこをした後に、ペットシートの香りと混ざり合った状態が好き、などのマニアックな好みを持っている可能性があります。
(犬は人間が思っている以上に文化的で、それぞれの性格や好みというのもバラバラであるため、犬がこのような「趣味」を持っていたとしてもおかしくはありません)
犬の健康チェック!どこを見ればわかるの?
ワンちゃんの健康チェック!どこを見ればわかるの?
ワンちゃんの健康は、
ワンちゃんじしんで気をつけることはできません。
なので、飼い主さんが常日ごろから、
気にかけてあげる必要があるのです。
では、どこに気をつければいいか、というと、
ずばり、ワンちゃんの「顔」なのです。
ワンちゃんの「鼻」に見る健康チェック方法
では、具体的にどこを見たらいいのか?
順をおって、ご説明していきましょう。
まず、分かりやすいのは、ワンちゃんの「鼻」です。
ワンちゃんの鼻は、寝ているときや、
起きたばかりのときは、乾いていても心配ありませんが、
起きてしばらく経っても、乾いているようであれば、
健康状態の問題があるのではないかと、
注意する必要があります。
熱があったり、脱水症状を起こしている可能性があるので、
飼い主さんはワンちゃんのからだを、
よくチェックしてあげてください。
熱がそれほど高くなく、
ほかに異常がないようであれば、
お水を飲ませて、安静にして様子を見てください。
ですが、熱が高かったり、
なかなか下がらないようであれば、
お医者さんに連れていって、
原因をはっきりさせ、対策をうちましょう。
スポンサーリンク
ワンちゃんの「目」に見る健康チェック方法
つぎに、ワンちゃんの「目」です。
もし、ワンちゃんの目に、
目ヤニがついているようであれば、
注意してあげる必要があります。
片目だけに、目ヤニがついているときは、
目そのものの病気である可能性が高いのです。
そして、ワンちゃんが目をかゆがったり、
目の表面やまぶたが充血しているようであれば、
結膜炎や角膜炎を疑ったほうがよいかもしれません。
もし、両目に目ヤニが出ていて、
ワンちゃんに熱があったり、食欲がないようであれば、
犬ジステンパーなどの感染症の可能性もあるので、
すぐにお医者さんに連れていくなど、注意が必要となります。
ワンちゃんの「口」に見る健康チェック方法
つぎに、ワンちゃんの「口」です。
食べものを食べたあとや、
激しい運動をしたあとでもないのに、
ワンちゃんの口の角にヨダレがたまっていたり、
ヨダレを払うために、首を激しく振っていたりしたら、
注意が必要となります。
ヨダレがたくさん出ているときのもっとも多い原因は、
口内炎など、口のなかに起きた炎症です。
角ばったものなどを噛みついたとき、
口のなかを傷つけて、そこからばい菌がはいって、
口内炎になるということがよくありますので、
遊びにつかう道具にも、
注意してあげるようにしましょう。
ワンちゃんの「歯ぐき」に見る健康チェック方法
つぎに、ワンちゃんの「歯ぐき」です。
ワンちゃんの唇をめくって、
ワンちゃんの歯茎の色が悪くないか、
血が出ていないか、腫れていないかなど、
こまめにチェックしてあげてください。
ワンちゃんの歯ぐきは、健康なときは、
ピンク色をしていますが、
出血していたり、赤茶色になっているときは、
歯周病や細菌感染している可能性があります。
また、歯ぐきが白くなっているときは、
溶血性貧血の疑いがあり、
歯ぐきが黄色くなっているときは、
肝臓に異常が起きていて、黄疸である可能性が高いのです。
溶血性貧血も黄疸も、
それ以上、悪化しないうちに、
お医者さんに連れていって、
はやい手当てを受けさせるようにしてあげてください。
ワンちゃんの健康は日ごろのコミュニケーションから
ワンちゃんの健康を保つには、
常日ごろから、ワンちゃんの顔をよく見て、
健康なときの顔をよくおぼえておくのが、おおいに役立ちます。
毎日、ワンちゃんの顔を見ておけば、
今日は、いつもと違うな、といちはやく気づき、
素早い対応がとれるからです。
なので、日ごろから、
ワンちゃんとコミュニケーションをこまめにとって、
顔を見るようにこころがけてあげてください。
犬がおしっこを舐めるのを止めさせるしつけ
上のように、まじめな理由(いい理由)もあることはわかったものの、「おしっこを舐めた口で人間の顔を舐められたりするとやっぱり…」ということがあるでしょう。
実際、衛生上もこれは問題があります。なので、しつけや対処法を、上の原因別に書いていきます。
■ストレスが溜まっている
これは言うまでもなく、散歩や運動などをしっかりしてあげて、ストレスを解消する必要があります。
また、これらのことがしっかり出来ていたとしても住む環境によってはストレスが溜まってしまっていることもあります(常に騒音にさらされている環境など)。
また、ケガや病気などの体調不良によってフラストレーションが溜まっているということも考えられます。
このような場合は、他で行動がおかしいなどの兆候が見られますから、気づいた時はすぐに動物病院に連れていくようにしましょう。
■免疫力向上、栄養補給のため
これについては、犬にとってプラスもあるため、辞めさせるべきかどうか迷うところです。
これによって犬が健康になるのであれば、たまにはいいかと思います。
なので、毎日はやらないように「回数を減らさせる」というようなしつけにしましょう。
このために効果的なのは、ペットシートにビターアップルのスプレーをかけるということです。
これは犬が嫌がる香りのスプレーですが、おしっこをした後にこれをシートにかければ、もうそのシートには興味を示さなくなるでしょう。
健康上犬が舐めることが必要であるのであれば、たまにかけないようにして、舐めるチャンスも作ってあげればいいかと思います。
ただ、この場合はその後で犬が人の顔を舐めるなどの行動に注意しましょう。
■ペットシートに興味を示している
この場合は、ペットシートにメッシュカバーをかけるのが有効です。簡単に言うと金網のようなものです(素材は違いますが)。
これがあれば、この金網が邪魔になって下のペットシートに触れることが出来ないので、舐めることも破いたりすることも出来ません。
おしっこの後に洗う必要はありますが、かぶせるだけなので非常に簡単な対策です。
スポンサーリンク