愛犬生活

車に向かって吠える犬のしつけ

車と犬  04-26-09
犬が車に向かって吠えるというのは、車を追いかけることの次によくある問題です。

ここではそのような犬のしつけについて書きます。

コマンドによって抑える

まず、一番の基本はコマンドによって抑えるということです。

コマンドというのは「待て」などの指示のことです。

こうした指示を犬にしっかりしこんでいる場合、どんな状況でも「待て」と言えば反射的に冷静になって「待て」をしてくれます。

それによって自然と吠えることを辞めるので、非常に有効です。

つまり「吠えるのを辞めさせる」というよりも「待てをさせる」ということです。

「待て」という行動を覚えていて、それを犬がした場合、吠えるという行為を同時にすることが出来なくなります。

それを狙っているわけです。

そして、こうした状態でしばらく待たせておけば車もどこかに去っていきますし、しばらく待っている間に犬も冷静さを取り戻すので、それによって無事に解決するということが多いです。

こうしたことを毎回続けているうちに(そして、静かにするたびに褒めてご褒美をあげているうちに)いつしか犬も吠えなくなる、というのが基本的なしつけのやり方です。

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待機している間にかまってあげる

これは犬の性格にもよるのですが、飼い主にかまってもらうのが大好きな犬の場合は、待てで待機をさせている間にも、かまってあげるといいでしょう。

これによって、ただ我慢させるのではなく、楽しく注意をそらすことができます。

ただ、これは犬の性格にもよります。

犬によってはそうしてかまってあげることで「待て」の指示が解除されたと勘違いし、また吠え出すということもあります。

なので、これは一度試しにやってみて、効果がないようだったらやめるようにしましょう。

効果があるのであれば、ただ待機させるよりも確実に犬が吠えるのを辞めさせることができますから、おすすめです。

リーダーウォークのしつけをする

リーダーウォークというのは、犬が飼い主さんから一定の距離を常に保って歩くというしつけです。

遠すぎず近すぎない適度な距離を常に保つもので、これを犬ができるようになると、犬は常に冷静さを保つことができます。

いわば、いつでも盲導犬や介助犬のようなおとなしいモードに入っていると言っていいでしょう。

リーダーウォーク自体は犬が車に吠えるのを辞めさせるしつけではないのですが、リーダーウォークをマスターするほどの自制心がある犬であれば、車に向かって吠えることも、もちろん追いかけることもしなくなるので、結果的に吠えるのを辞めさせるしつけになるということです。

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リーダーウォークのやり方は「強化」と「弱化」の使い分けによって行います。

これは専門用語ですが、簡単にいうと「飴と鞭」ということです。犬が飼い主と一定の距離を常に保って歩いていたらご褒美を与え、遠くに行ったり近づきすぎたりしたらバツを与えるという方法で、徐々に適度な距離を保てるようにしていきます。

リードを引っ張る方法はNG

こうしたリーダーウォークのしつけで一番よく見られるバツは、リードを引っ張るというものです。

これはリーダーウォークという言葉を意識していなくても、たとえば田舎などで普通のおじいさんが散歩している場合でも、自然と行う行動でしょう。

実はこのやり方はおすすめできません。

理由は、シーズーやパグなどの頭が短い犬種ですると眼球脱出という症状につながる危険性があるからです。

また、同様に引っ張ると首を締め付けるというチョークカラーを使うことも、犬の眼球を損傷したり、気道や食道を傷つけたり、その他喉の神経を痛めるなどの副作用がありますから、これもおすすめできません。

おすすめできるのは、リーダーウォークのために工夫された特殊な首輪(カラー)です。

こうしたものは犬への負担がほとんどないように作られており、引っ張るタイミングも犬にリーダーウォークのしつけを行うのにちょうどいいタイミングにしやすいよう工夫されており、しつけがしやすくなります。リーダーウォークを本格的にする場合にはこのような道具もぜひ揃えるようにしましょう。

上のようなことをしていてもどうしても車に向かって吠えるという場合は、しばらくは車がほとんど通らない早朝や夜などの時間を狙って散歩をするようにしましょう。

また、車が通らないコースを歩くようにしましょう。

そうしたコースや時間帯から、徐々に車が多いコース、時間帯にずらしていってなれさせるというのも一つの手です。ぜひ試してみて下さい。

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