愛犬生活

雌犬の偽妊娠と、その対策(噛み付き防止など)

飼い主とベンチで休憩 11-09-02

メス犬の場合、発情期になると「偽妊娠」という状態に陥ることがあります。

これは妊娠していないのに、まるで妊娠している(子供が既にいる)かのような行動を取ることをいいます。

ここではその内容と対策について書きます。

偽妊娠の時の行動

・巣と見立てた場所を守る
例えばテーブルの下などを自分の巣だと見立てると、そこを守るような行動を取ります。

このため、ここに人間が近づくとそれが飼い主であっても威嚇したり、場合によっては噛み付くということもあります。

偽妊娠でなくても、犬はお気に入りの場所を持つことがよくあります。

室内犬であればソファやベッドが気に入って降りてこないということが多々ありますし、このような場所を無理にどけようとすると怒ります。

しかし、偽妊娠による巣を守る行動はそれより遥かに強く、噛み付かれる確率も高くなっているので注意が必要です。

・物を子供に見立てて守る
例えばスリッパなどを子供に見立てて、それを守ろうとすることもあります。

当然これを取り上げようとすると激しく抵抗し、噛み付くこともあります。

スポンサーリンク

これも上の場所の話と同じで、偽妊娠でなくても普段から犬がよく見せる行動です。お気に入りのおもちゃやガムを取られたりすると、抵抗して場合によっては噛み付く、というのはよくある話です。

しかし偽妊娠の場合はそれが「自分の子供」であるわけですから、上のような普通のケースとは抵抗の激しさが全く違います。子供を奪われる時の母親の抵抗というのは、どんな動物でも強いものですから、くれぐれもこのような時は手を出さないようにしましょう。

偽妊娠をしている時の対応

このような時期の犬は、とにかく刺激をしないことが大切です。巣を守っている時は近くを通過するだけでも攻撃されることが多いので、まずは遠くから一度声をかけます。

そして「今からそこを通るよ」ということを伝えます。何も言わずに通ると噛み付く場合でも、このように事前に一声かけていれば、「ああ、今からここを通る気だな。わざわざ教えるということは、別に巣に危害を加えるつもりはないんだな」ということを犬も判断します。

そのため、噛み付くようなことはなくなります。

それにしても、このような「手続き」を見ていると、まるで人間と同じだなと思います。

同じことをするのであっても、「事前の一声」があるかどうかで、相手の印象は全く変わるものです。

犬の世界でも同じことがあるのだと思うと、あながち人間の世界のマナーというのは、実は人間の頭脳によって生まれたのではなく、動物の本能によって生まれたのではないかと思わされます。(というより、多分そうなのでしょう)

発情期が過ぎたら避妊手術を

避妊手術さえしていれば偽妊娠は起きません。

そのため、発情期が過ぎて偽妊娠が終わり、過敏な時期を過ぎたら避妊手術をするようにしましょう。

避妊手術には多少のデメリットもありますが、偽妊娠によってお互いにピリピリした生活をするよりは確実にメリットの方が大きいです。

また、発情期がすぎれば終わる偽妊娠ですが、偽妊娠の時に無理に物を取り上げたり、テリトリーに侵入したりすると、その時の不満が犬の中で強く残るので、偽妊娠が終わってもそれが続くということがあります。

なので、偽妊娠時はとにかくそっとしておくことを心がけ、終わってから避妊手術をするということだけを考えましょう。

くれぐれもその最中に何かしつけをしようとか、偽妊娠を無理に辞めさせようということはしないようにしましょう。

犬に関する知識がなかった昔の家庭では、そのようなことがされていたのだなと思うと、犬もその飼い主さんも不憫だなと感じてしまいます。

やはり知識というのは必要なものだと思います。

スポンサーリンク

サブコンテンツ

このページの先頭へ