愛犬生活

食後に唸る・吠える犬のしつけ法

食後のポメラニアン 04-28-05
犬が食後に近づくと唸る、吠えるというのはたまに見られるケースです。

ここではその原因としつけについて解説します。

食後に犬が唸る(吠える)原因

これは食べた直後なのかしばらく後なのかで違います。

食べた直後の場合
・食べ物を奪われると勘違いする
犬は食器と食べ物を結びつけて考える癖があるため、食器を奪おうとすると抵抗するというのはよくあることです。

そして、それが食べた直後であれば特に、「食器=食べ物」というイメージが強くなっているため、食器を守ろうとする意識が強く働きます。

もちろん、飼い主さんは食器を片付けようとしたのではなく、ただ近づいただけかも知れませんが、それでも犬にとっては「食器を奪おうとしている」と見えることがあるため、それで唸ったり吠えたりします。

しばらく後の場合
(これらは食べた直後とも共通することがあります)

・ドッグフードに含まれる添加物などが原因
特に安物のドッグフードの場合、犬の体に悪影響を与える添加物が沢山含まれていることがあります。そうしたものの中には犬を攻撃的な性格にしてしまうものがあり、それが多量に含まれている場合には、吠えたり唸ったりする原因となります。

また、添加物だけではなく炭水化物が多い場合にも同じことが起きるという主張もあります。人間の場合は炭水化物によってそのようになることはなかなかありませんが、犬の場合はメインの栄養源はタンパク質であるため、炭水化物が過剰であると、このように精神のバランスも乱れることがあるようです。

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・エサが足りなかった
非常に単純な原因ですが、エサが足りなくて空腹だと犬も不機嫌になるようです。これは人間でも経験があるかと思いますので、理解はできると思います。実際に犬のしつけの本などを読んでみても、エサの量や回数を増やすことで収まった、という話もたまに見られます。

なので、エサが少ない可能性があったら、食事量を増やしてみたり、回数を増やしてみたりするといいでしょう。

・以前、残飯を片付けたことがある
犬がエサを残していた時に片付けたことが過去にあると、犬にとってそれがトラウマとなっている可能性があります。というのは、その片付けられた残飯は、本当は後で食べようと思って取っておいたものだったかも知れないからです。

(犬は基本的に出されたエサは全部食べてしまう動物です。なので、このようなことは少ないのですが、犬にも性格が色々あるので、こうした人間的な行動を取る犬もいます)

食後に唸る(吠える)のを辞めさせるしつけ

食器に追加のエサを軽く入れる
上の原因のいくつかは「飼い主にエサを奪われる」という恐怖心が元となっています。ということは「飼い主が近づく=いいことである」という刷り込みをすることができれば、これは解決するわけです。

そのために、食後に近づいて食器に追加のエサを少し入れる、ということを何度か繰り返してみましょう。こうすると犬は「飼い主さんが近づいてきたら、エサが追加される」ということを学びます。これによって「飼い主が近づく=嬉しい」となります。一度そうした刷り込みが出来てしまえば、もう唸ったり吠えたりする心配はありません。

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エサが足りなかった
これについては、上に書いたように量や回数を増やすことで簡単に解決します。ただ、ここで注意しないといけないのは犬の肥満です。犬が少ないと感じたとしても、それは食べ過ぎである可能性があります。犬も人間と同じで、野性でなくなるとどうしても太りがちな生き物だからです。

とは言っても、この方法以外で吠えるのが止められない場合は食事を増やすしかありません。その場合には、それによって太ることがないよう、運動量も一緒に増やしてあげましょう。手間がかかると思われるかも知れませんが、犬の散歩が増えるということは飼い主さんの運動量も増えるということで、飼い主さんの健康にもつながります。もちろん、犬の健康にもなります。

なので、手間はかかる分メリットも大きいと考えて、実践するようにしましょう。

ドッグフードの添加物などが原因
これは早急にエサを変える必要があります。食後に吠えたりするだけでなく、何かの拍子に噛み付いたりと、もっと深刻なトラブルに発展する危険性もあります。

また、そもそもそのような添加物が多く含まれる食事というのは、他の面でも犬の健康に悪影響を与えます。例えば犬が病気になってしまったら、その治療で余計にお金がかかります。安いフードを与えたことが、返って高くつくということが考えられるわけです。

なので、フードはあまり安いものにせず、多くの人が愛好している安心できるものにしましょう。

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