愛犬生活

犬を撫でると嫌がる場合、病気やケガの可能性が…

病院で治療する犬  11-13-02

撫でようとすると嫌がる、あるいは噛み付くという犬は、もしかしたら病気やケガをしているという可能性もあります。

ここではそのような可能性と、それ以外のケースについても解説します。

撫でようとすると嫌がる病気・ケガ一覧

背中、腰
これは骨や関節の病気である可能性があります。

あるいは椎間板ヘルニアなどの症状のこともあります。

人間と同じく、犬も歳をとると骨密度がどんどん薄くなり、骨自体が弱まっているので、病気でなくても痛がることがあります。


これは骨折や脱臼などが疑われます。例えば散歩中に自動車にぶつかった、あるいは段差のある所から飛び降りた時にひねったというような記憶があれば、特にこの可能性が高いと言えるでしょう。

その直後は何ともなくても、しばらくしてから痛みを我慢できなくなって、動作にあらわれるということもあります。

犬は基本的に飼い主を心配させたくない生き物なので、ケガの直後はそれを隠そうとすることもあります(全然隠さない犬ももちろん多いですが)。

なので、直後は平気でも徐々に酷くなるということもあるので、注意して観察しましょう。


外耳炎や中耳炎の可能性があります。これになる原因は様々ですが、栄養バランスが偏っている、散歩などが不足してストレスをためている、ということが多いです。

実際になってしまったら動物病院に行くことが第一ですが、まずは最初からこうした症状にならないよう、健康的な生活をさせてあげましょう。

これは肛門嚢炎である可能性があります。

排泄後の不衛生などが原因で起きます。

特に下痢が続いた後など、お尻周りの毛に下痢状の排泄物がついたまま放置していると、細菌が繁殖してこれになる危険性が高くなります。

これはすぐに動物病院に連れて行く必要があります。

そして、日頃から犬の衛生管理に注意してあげるようにしましょう。

体全体
これは皮膚病全般が当てはまります。

どんな皮膚病かは動物病院で見てもらわないとわからないため、これもやはり早期の受診をおすすめします。

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病気・ケガ以外で嫌がるケース

これは「先端部分を触る」というものです。

先端部分というのは、鼻や手足、耳、尻尾などといった体の端っこのパーツです。

これらの部位はいわばロボットのアンテナのようなもので、非常に敏感なセンサーを持っています。

敏感ということは、当然触られたら嫌だということです。

相手が飼い主であれば最初のうちは我慢しているかも知れませんが、ずっと触られているとフラストレーションがたまり、怒って吠えたり噛み付いたりということもあります。

なので、最初大人しくしていたからといって、いつまでも触り続けることはしないようにしましょう。

顎の下など、犬が触られて喜ぶ場所を触ってあげるようにしましょう。

犬は触れば必ず喜ぶとは考えない

犬は基本的に飼い主とのスキンシップを好むものですが、犬がいつでも喜ぶとは限りません

例えば飼い主が何か化学薬品などに触れる作業をしていて、その匂いが体から抜けていない時など、犬は非常に抵抗を持ちます。

これは当然で、最悪その薬品の影響で死んでしまうかも知れない、と犬は考えるからです(飼い主は自分がした作業を知っているので、そんなことはないとわかっていますが、犬は飼い主が何をしていたのか知りません。

なので、大きな恐怖心を持つわけです)。

参考記事:犬の噛み付きの原因となる病気、怪我など

他にも、犬が風邪を引いてぐったりしている時など、触ってほしくない(眠りたい)時もあります。犬が風邪を引いていても、人間にはわからないことが多いですから、こうした時もついついかまってしまうものです。

犬が嫌がっているか喜んでいるかはよく観察すれば誰でもわかります。

なので「いつでも喜ぶはず」という先入観さえ捨てれば大丈夫でしょう。

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